
ライブコマースを利用する際の注意事項
世界中の企業が導入を進めているライブコマース。
日本でも各企業の試行錯誤を経て、着実に知名度を増していっています。
ライブコマースはライブ配信の中で配信者と視聴者が双方向にコミュニケーションをとることで、商品についての疑問や不安を解消できるというメリットを持っています。
しかし、昨今はライブコマース市場が急速に拡大したために、悪質な業者やトラブルが増えていることも事実です。
そこで今回はどのように悪質な業者を見抜き、トラブルを避けるべきなのか。
また、配信者側はどのようなポイントに気を使うべきなのかを解説していきます。
配信者向け注意事項
①誇大広告
誇大広告とは実際よりも著しく優良であると錯覚させるような広告のこと。
例えば以下のような例があります。
・無果汁の飲料水に果汁が含まれていると誤解させる説明
・必ず効く、絶対治るなどと確かではない効能を謳う
・実際とは異なる成分、原産国などを表記するなどです。
特定商取引法では“違反して虚偽又は優良と誤認させるような広告をした者に対しては 100 万円以下の罰金が科される(法第 72 条第1号)ほか、指示(法第 14 条)や業務停止命令(法第 15 条)等の対象となる。”と定められています。
法律で定められていることは勿論ですが、顧客との信頼関係を築き、長くビジネスを続けるためにも誇大広告は行うべきではありません。
②肖像権
肖像権とは他人から無断で写真や動画を撮られたり、それを無断で公表されることがないように主張できる権利のことです。
ライブコマースの場合、屋外からの配信時に起こりやすいトラブルです。
ライブコマースはリアルタイムで配信を行うため、周りの無関係の人が映り込んでしなっても、後から編集をしたり、モザイクをかけることが出来ません。
そのため、撮影場所には十分に気を付ける必要があります。
③著作権
著作権は創作物が無断で使用される事を防ぐための権利。
ライブ配信での著作権侵害には楽曲を無断で使用してしまったケースが多いです。
万が一、著作物を無断で使用してしまった場合には配信プラットフォームからペナルティを受けたり、動画のアーカイブを削除しなければなくなるかもしれません。
もし、BGMを流したい場合には著作権フリーのものを使用する必要があります。
視聴者向け注意事項
①怪しいサイトでは購入しない
ライブコマースで商品を購入する際に外部サイトに移動することがあります。
その際に文章が滅茶苦茶だったり、会社概要の記載がないショップに移動した際には注意が必要です。
不審に思った場合にはネット検索でレビューなどを確認してみましょう。
②安全なサイトか確認する
通販サイトの決済ページにはSSL/TLSという入力した情報を暗号化するというシステムが導入されています。
もし、決済ページにSSL/TLSが導入されていない場合は、情報が漏洩してしまう恐れがあるということです。
SSL/TLSを導入しているかは、Webブラウザーのアドレス欄にカギマークが表示されているかで判断してください。

それでもトラブルにあってしまったら
普段から気を付けていたとしても、ネットユーザーならば誰もがトラブルに巻き込まれてしまう可能性を持っています。
万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合には消費生活センターに相談しましょう。
消費生活センターは、消費生活全般に関する苦情や問合せなどを受け付け、公正な立場で処理にあたっています。
悪質な業者とトラブルになった消費者の代わりに、話し合いを行ってくれるケースもあります。
全国の消費生活センター:http://www.kokusen.go.jp/map
いかがでしたでしょうか。
ライブコマースの配信者と視聴者、お互いが基本的なルールを改めて再確認し、気持ちの良い取引を心がける必要があります。
今回のコラムが基本のルールを復習する機会になれば幸いです。