↓↓コラボ配信について詳しく知りたい方はこちら↓↓
ライブ配信アプリ『CHANCE! by ウェビナビ』(以下CHANCE!)では、企業とライバーが一緒にライブを行うコラボ配信を定期的に開催中。
企業から依頼を受けたライバーがリスナーを巻き込み、消費者の視点を企業に届け新商品を生み出すなど、新たな可能性が生まれています。
現在CHANCE!で新しいライバーのカタチを築いている「あおいさん」に、活動内容や今後の展望について聞いてみました。
企業から依頼を受けたいインフルエンサーやライバー、そしてライバーとコラボ配信をしてみたい企業の方はぜひ参考にしてください。
今回は、ライター宇野あゆみがCHANCE!のコラボ配信機能を使い、あおいさんとライブ配信をしながら公開インタビューという形でお話を伺いました!
目次
ライバーあおいさんによるCHANCE!コラボ配信のきっかけ
ーまずはあおいさんのライバーとしての活動内容や配信頻度を教えて下さい!
『配信アプリ・BIGO LIVE(以下ビゴライブ)でライブ配信をしています。
毎日朝夜、2時間ずつ配信をし、リスナーとの交流を楽しんでいます。ライバーになったきっかけは、OL時代の友人に「ライバー向いてるからやってみたら?」と言われたから。
最初は配信ボタンを押すことを躊躇してしまうくらい不安もありましたが、リスナーのおかげで4年程続けています。
雑談で盛り上がったり占いをしながらお悩み相談を受けたりと、さまざまな楽しい配信を行っています。』
ビゴライブでの通常配信に加え、CHANCE!でのコラボ配信も行うあおいさん。
2023年10月頃から、健康関連製品を製造、販売しているファイテン株式会社の「ファイテンショップ イオンモール鶴見緑地店」(以下ファイテンショップ)という企業とコラボをして、月に一回程度ライブ配信をしています。
ー配信アプリでの通常配信とは別に、CHANCE!で企業とコラボレーションすることになったきっかけを教えて下さい。
『所属しているライバー事務所から、依頼の話が来たのがきっかけです。なんでも好奇心旺盛なので、ぜひやってみたいと挑戦することに。CHANCE!にて開催された企業とライバーをマッチさせるイベントに参加し、ファイテンショップさんとの縁を繋いでいただきました。』
CHANCE!のコラボ配信について詳しくはこちら
共に創る「共創」って?コラボ配信で気を付けていること
先日、あおいさんと一緒に配信をされているファイテンショップの方にもインタビューをしました。テーマは「共創」。
共創とは、企業が社外の人と一緒にプロジェクトを行うことで、より顧客視点の商品・サービス開発をしていこうとする取り組みです。一企業だけでは顧客ニーズに対応することが難しくなってきているといわれている環境の中で、多角的な視点が求められることから注目をあびています。
ニーズ調査の意味でも、リスナーと企業をつないで「共創」を促進するライバーの需要は、これから高まっていくのではないかと考られています。
しかし、共創を行う上で、人材や知識の不足による関係者間のコミュニケーションが課題になりやすいといわれています。
ーあおいさんが、ご自身での配信と企業コラボで気をつけていることはありますか?
『常に商品の魅力をどのように伝えるかを考えていますね。資料を読んだだけの知識では伝わりきらないと思っているので、自分で体感したり、商品を使う目的について深く掘り下げたりすることを心がけています。
例えば、誰かと仲良くしたいと思った時って、その人が好きなことや興味のあることについて調べますよね。
企業や商品についても同じです。ファイテンさんと行った腸活がテーマのコラボ配信では、腸活や花粉症についてとことん調査。
「自分が知りたいから調べる」というスタンスで深堀りしたうえで、商品の紹介をしました。』
ー企業や商品について、調べるコツはありますか?
『まずは、自分が気になるポイントを箇条書きにし、それぞれに対する答えをまとめていきます。
リストの中から、リスナーが興味ありそうなポイントをピックアップし、どんな質問が来るかを予想して、要点をまとめていきます。ライブ配信は、配信時間が決まっているので、優先順位をつけて内容を精査しています。』
ただ知りたいことを調べるだけでなく、リスナーの視点に立ち疑問点を代弁するような気持で質問を精査されているというあおいさん。
常にリスナーの視点をリサーチしているからこそ、商品をもっと知りたい!というリスナーの興味を引き付けるのだと思います。
ライバー・企業・リスナーが受けられる共創のメリットは?
ーコラボをすることでライバーとしてのメリットはありますか?
『企業とコラボによって自分の魅力を発見できることがあります。自分一人では思いつかなかった可能性やアイディアが無限に広がっていると感じますね。』
共創には、企業にもライバーにもメリットがあります。
企業は、リアルタイムでニーズの深堀ができるうえ、思ってもみない雑談から商品やアイデアが生まれるなど、新たな市場へのリーチが可能。
一方ライバーは、企業の外部メンバーとして、単発ではなく継続的に関わることで、商品やサービスの開発などの「裏側」を知ることができます。
裏側といえば、今回のインタビュー配信の前に面白いことがありました。
CHANCE!アプリ上には、配信の打ち合わせなどで使用する、「配信中」と表示されない「テストモード」があり、実はライブ配信が始まる前にあおいさんとインタビュアー宇野の二人で事前の打合せをしていました。
配信者のみが配信に入れると思っていたら、なんとリスナーからコメントが来たのです。
設定が上手くいっていなかったのか、テストモードだとしてもリスナーがコメントできる仕組みだったのかは分かりませんが、2人だけの配信だと思っていた私たちはすっかりオフモードだったので驚き!
「変な話をしなくてよかったですね!」とあおいさんと大笑いしました。
テスト配信をみていたリスナーからは、「裏トークのようで楽しかったです」と言っていただき、裏側を見せることでライバーとリスナーの関係性が深まることもあるのだなと思いました。
企業と商品を作り上げていく場合も、作る過程や裏側を知ることで商品へ愛着が沸き、ライバーもリスナーもその企業を好きになりやすいというメリットがあるかもしれません。
まさに配信で飛び出した「こんな商品あったらいいな」
新しい商品とは、ありきたりな発想ではなく思いもよらないびっくりするアイディアから面白いものが生まれるのでは?と、あおいさんは考えます。
今回の配信では、面白い新商品アイディアも飛び出しました。
あおいさんがライブ配信で全身タイツを着たという話から、カラフルな全身タイツの話になり、「ファイテンショップで作ってもらったら!?」と大盛り上がり。
ファイテンショップでは「人間の疲れ」にフォーカスした健康器具やグッズを取り扱っています。
「酸素カプセルのような効果がある全身タイツがあったらいいよね、しかもカラー豊富なのがいい!」とカラーバリエーションの話にまで発展しました。配信に来ていたファイテンショップの方からも、面白いですね!とコメントが来ました。
リスナーと笑いながら話し合い、イメージを膨らませていき実際の形にしていったものを、企業に「こういうのはどうですか?」提案し調整してもらい、「さらにこうしよう!」とリスナーやライバーが広げていく。コミュニケーションを取りながら一緒に作り上げていくのがまさに「共創」なのではないでしょうか。
リアルでも体験したい!リスナーとファイテンショップに行ってみた
企業や商品を紹介する際には、実際に体感して自分の言葉で伝えるようにしていると話してくれたあおいさんは、ファイテンショップも訪れています。
しかも、リスナーさんと一緒に行ったそうですが……?
ーファイテンショップへの店舗訪問はどのようにして実現したのですか?
『ライブ配信の広告イベントでリスナーと直接会う機会があり、ファイテンショップにも行ってみようという話になったのです。
「実際に行ってみたい!」とリスナーから声が上がったのは嬉しかったですね。
ファイテンショップの皆さまが温かく迎えて下さり、楽しい時間になりました。
ファイテンの商品を実際に使って体の違いを体感できたので、より商品を深く知ることができました。
さらにリスナーと同じ体験を共有することで、絆が深まったと思います。』
ファイテンショップ イオンモール鶴見緑地店は大阪市鶴見区にありますが、訪れたリスナーの多くは関東圏在住だったそうです。
ファイテンショップからも、「遠方から多くの方に来ていただき、感激でした!ライブやCHANCE!の可能性を感じました」と喜びのコメントをいただきました。
ー実際にファイテンの商品を体感して、これはすごい!と思ったものはありますか?
『ファイテンショップ イオンモール鶴見緑地店には、ファイテンオリジナルの健康家電を体験できる疲労回復コーナーが設置されています。
なかでも「アクアチタン浴カプセル」がすごかったです。カラダをじんわりと温め、癒しの光に包まれ心身のリラクゼーション効果が期待できるという宇宙船のような機械なのですが、カプセルの中から出てくると視界の見え方が大きく変化。
「今までこんなに見えていなかったのか!」と驚きました。
こういった内容は、実際に体感したから伝えられることであって、体感する前と後では説得力が違うのではないかな?と思います。
そして、ファイテンショップ訪問で体験したことを、ビゴライブで毎日行っている通常配信内で実際に店舗に行ったリスナーが感想を共有してくれました。
そこからさらにファイテンショップに興味をもつリスナーが増えるという、いい連鎖が起きたのは嬉しかったです。
ライブ配信は、オンタイムのフレッシュな体験を共有することで、体温のあるコメントを感じられるのがいいですよね。
以前、ファイテンの青汁を購入した話をしたら、リスナーも同じ商品を飲み始めたことがありました。
味の感想や飲み始めてどうだったかなどを共有できるのは嬉しいですね。
ファイテンの商品は、使ってみてすぐ体の変化を感じられるので、使い始めるとすぐ誰かに言いたいという気持ちになります。』
「配信は深く繋がれる感じがします」とコメントをもらい、実際にリスナーも感じているポイントなのだなと感じました。
また、「オフラインイベントでは、あおいさんと会えるのも嬉しいけれど、他のリスナーと会えるのも嬉しい!」という声もあり、『ライバーとリスナー』だけではなく『リスナー同士の横のつながり』も構築できるのは、ライブ配信ならではだと思います。
ーあおいさんが、リスナーとよりよい関係性を築いていくために心がけていることはありますか?
『リスナーが自分の配信に来て応援してくれていることは、あたりまえではないと思っています。
感謝の気持ちを自分で「思う」だけではなく、リスナーに言葉にして伝えるようにしていますね。
また、体感したことを正直にいうことで、信頼関係を築けているのではないかな。
商品をよく見せようとデメリットを伝えず良さだけを伝えるのはよくないかなと思います。』
真摯にリスナーと向き合う気持ちと感謝を言葉にするというのが、いい関係性を作り上げるうえで大事なことなのですね。
ー企業や顧客など、さまざまな関係者を巻き込むコラボ配信活動をしてみて、あおいさんにとって良かったことはありますか?
『コラボをすることで企業やリスナーが新しい自分を見出してくれ、ライバーとしての活動を広げてくれたと思います。
自分の中では特別ではないと思っていたことも、誰かの役に立つと気づかせてくれたのは大きな発見でした。
大げさかもしれませんが、小さな社会貢献ができているのではないか?と。
さらに、知らないことを知り人に伝えるには、商品への理解度が高くないといけません。
かみ砕いて理解するスキルが上がったと思うし、同時にコミュニケーションスキルも磨かれたと感じます。』
企業とのコラボ配信は今後増えていく?ライブ配信の展望
ー企業や顧客を巻き込んで取り組みたいことはありますか?
『商品開発コラボができたら嬉しいですね。みんなの声が形になって商品になると、リスナーも私も嬉しいと思います。
例えば、企業に突然押しかけて「コラボ商品を開発させてください!」と言ったところで、実現できるものではないですよね。でも、「共創」をテーマに企業とライバーが力を合わせ、コラボライブ配信で商品を作り上げるのは実現可能な話だと思います。』
ー今後のライブ活動の展望は?
『ライブ配信の将来性はかなり高いと思います。例えばディーラーなど、どの業種においても自社の伝えたいことをアピールする場としてライブ配信を使えるのでは?と考えています。
まだライブ配信に参入していない企業とのコラボをやってみたいですね。あと、意外な企業同士のコラボも面白いと思います。
私は食べることが大好きなので、ご当地グルメを現地からリポートするようなコラボ配信をしてみたいです。
まだ有名ではないローカルな美味しいものを現地の方に聞きながら発信するのもおもしろそうです。
もし、たまたま見ていたリスナーから「そのお店行ったことがある!」なんてコメントが来たりしたらいいですね。
それは、リアルタイムでライブ配信を行う良さだと思います。』
インタビューしてみてわかったあおいさんの巻き込み力
何でも挑戦してみる好奇心旺盛なあおいさん。リスナーとよりよい関係性を築いていくためには、感謝の気持ちを忘れないことと正直でいることを意識していると話してくれました。
コラボ配信でライバーが一人で頑張ったとしても「共創」にはならず、いいものは出来上がらないでしょう。企業やリスナーを巻き込んでライブ配信を盛り上げるためにあおいさんが気を付けていることとは、どんなところでしょうか?
ー配信でリスナーを巻き込む空気感を作るコツは?
『コメントの語尾や口調から、リスナーがどういう気持ちや性格なのかを読み取るようにしています。
リスナー同士で盛り上がりすぎたりしていたら、発言していないリスナーへ呼びかけ、ナチュラルに会話に参加できるように心がけています。
コメントを読むときも、リスナーの口調を想像しています。
みんなで話をしている雰囲気を大切にするために、他のリスナーがイメージしやすいよう、コメントしたリスナーになりきって読み上げています。
また、リスナーからの相談には、真正面からぶつかるようにしていて、耳が痛いと思われるようなことも言いますよ。
例えば「自分を変えたいけれどなかなか思うように行かない」という相談があったら、「変わろうと行動している?やるべきことをやって、どんどん動いていこう!」と伝えます。
あおい配信枠は一つのチームです。チームを作り上げていくことを心がけていますね。』
ーリスナーとチームを作り上げるというのは企業との共創に似ていますね。
『ライバーとリスナーの関係は、芸能人とファンの関係性とは違い、距離感が近く信頼関係を築きやすいと思います。チームのような一体感を持てるのは、ライブ配信の良さですね。』
まとめコラボに興味があるライバーさんや企業へひとこと
CHANCE!はあらゆる業種、立場を超えた方が共通の目的に向かってプロジェクトを立ち上げ、ライブ配信・ライブコマースをすることでさらなるチャンスを生み出していこうというコンセプトの配信アプリです。あおいさんもこの想いに共感し、さらなるコラボをしていきたいと考えてくださっています。
ーコラボに興味があるライバーさんや企業へひとことお願いします!
『コラボに興味がある人は絶対やってみてほしいです。心配や不安を消し去るくらいのわくわくが生まれるはず。思い切って飛び込んでみれば、「楽しい!伝えたい!知ってほしい!」といった思いが湧いてくる体験ができますよ。』
しかし、新しいことに挑戦したり、まだ見ぬ世界に飛び込むには勇気が必要なことも。挑戦したいと思っても、尻込みしてしまう人もいるのではないでしょうか?
ー挑戦したいけれど飛び込む勇気がなかなか出ない…そのような場合はどう自分を奮い立たせたらいいでしょうか?
『自分にできないことなんてないと思うこととワクワクするポイントや方法を見つけることですね!自分の顔がにやにやしちゃうことをイメージするといいですよ。例えば、有名になった私、自分が紹介した商品でリスナーが喜ぶ姿、など、嬉しくなる、楽しくなるイメージを膨らませることが大事です。』
常にポジティブ、好奇心旺盛、みんなと楽しみたい!という想いでライブ配信を続けるあおいさん。今後、どんな企業とコラボレーションしていくのか楽しみですね!
【取材・執筆】宇野あゆみ
幼少期より、舞台・テレビ・映画と子役・声優として活動。結婚・出産を経てフリーライターとして本・舞台・子育て・演劇など多数の記事を執筆。読みやすく読者に寄り添う文章が特徴。 趣味はクラシックバレエと人間観察。子どもの教育には演劇スキルが役立つと考え、子供向けの演技レッスンも行う。