ライブコマースとは

ライブコマースとは、商品やサービスをインターネット上のライブ配信を通じて販売する新たな形態のコマースのこと。近年、ECサイトやSNS上で見られるようになり、特にスマートフォンの普及と共に急速に注目を集めているサービスです。購入者は、商品紹介のライブ配信をリアルタイムで視聴しながら、その場で商品を購入できるのが特徴です。またライブ配信内での視聴者と配信者とのリアルタイムでの対話が可能。これにより、質問への迅速な回答やリアルなコミュニケーションが生まれ、視聴者の購入意欲を高めることができます。

ライブコマース特徴と魅力

ライブコマースは、下記のような特徴があります。ここではそれぞれの特徴について解説します。
・対話的な体験
・リアルな商品体験
・インフルエンサーとの連携
・インスタント購入
・創造的で新しい販売戦略
・プラットフォームの多様性
・データ収集と分析
・対話的な体験とリアルな商品体験

視聴者はライブ配信中にコメントで質問を送信でき、配信者はそれに対してライブ配信上で反応をします。これにより、商品やサービスについての疑問や不安を解消しやすく、信頼感を築くことができます。視聴者が気になる商品の疑問点の解決策として、商品やサービスをライブ配信で実際に使用または紹介するため、オンラインでの購入前に実際に必要か不要かの想像ができます。これは顧客にとって大きな魅力になります。

  • インフルエンサーとの連携
    ライブコマースはインフルエンサーとの連携を行うことも可能です。 ライブコマースでは、有名なインフルエンサーに案件依頼を行う企業もあります。企業側のメリットとしては、認知度のあるインフルエンサーやセレブリティが商品を紹介するため、彼らのフォロワーにリーチすることが出来ます。これは広告効果を高める要素にもなります。
  • インスタント購入と創造的で新しい販売戦略
    視聴者はライブコマース中に直接商品を購入することができるため、購入したいと思ったときにワンクリックで決済できます。これにより、購入意欲が高い状態で欲しい商品をすぐに手に入れられる機会を増やすことが可能でしょう。さらにライブコマースは新しいプロモーション手法や戦略販売に挑戦する場としても活用でき、各ブランドの接客の個性などを発揮しやすい環境を提供できます。
  • プラットフォームの多様性とデータ収集、分析
    ライブコマースは多くのソーシャルメディアプラットフォームで行われており、視聴者が利用するプラットフォームの特徴に合わせて商品展開やターゲットを想定できます。また視聴者の行動や売上データを獲得することができるプラットフォームも多く、今後の戦略やサービスの改善に役立ちます。

このようにライブコマースは視聴者と配信者がリアルタイムでやり取りしながら購入を検討できるのが大きな特徴です。リアルタイムなLIVE(ライブ)のような一体感を味わえる点も特徴のひとつでしょう。視聴者にとっては、ライブ配信を見ながらワンクリックで注文できるため、TVショッピングのように説明を一通り聞いたあとでフリーダイヤルに電話をするという手間がないのが魅力的です。

さらにライブ配信中に視聴者が商品に対して感じている疑問や意見をダイレクトに知ることができるため、配信側にとっては今後の商品開発のヒントになるような発見が見つかることもあります。購入者・販売者ともにメリットの大きい販売方法がライブコマースの魅力です。

ライブコマースのメリット

ライブコマースのメリットはいくつかあります。まず、視聴者(購入者)にとっては、商品の詳細をリアルタイムで確認できる点です。動画や画像だけでは伝わりにくい商品の細かな仕様や手触り、着心地といったものを直接配信者に質問できます。質問に対して配信者(コマーサー)が実際に商品を使ったり、着用したりと、リアルタイムで実演しながら伝えることができるのがライブコマースの強みです。

例えば『商品のこの部分をアップで見せてください』『着心地はどうですか?』といったように、視聴者が購入前に知りたいと思うことをコメントで送ることができます。販売者にとっても、商品への知識を深めるきっかけとなり、客観的な反応を直に得ることができるというメリットがあります。

商品紹介だけではなく、紹介する商品への想いや商品の開発秘話など、ストーリーや背景を織り交ぜながら配信すれば、売り込み感が薄くなり視聴者にも受け入れられやすくなるでしょう。ライブを通じて共感を得られれば、視聴者のファン化も期待できます。

ライブコマースに必要な工夫点・注意点

一方、ライブコマースを実施する上で工夫した方がいい点や注意点もあります。リアルタイムでライブ配信を行うため、ライブ配信を実施している時間に視聴者に見てもらうための集客施策が不可欠ということです。ライブ配信前の告知(SNS告知など)や広告など見てもらうための工夫が必要です。

またライブ配信は誰が配信をしてもいいというわけではありません。テレビショッピングのように決められた流れや準備した情報を伝えるのではなく、見ている視聴者とのコミュニケーションが必要です。話すスキルや聞くスキルなど視聴者に伝えるという配信者としてのスキルも重要です。

さらに、ライブ配信なので常に、配信環境の整備や、不測の事態への備えが必要です。スムースなライブ配信が行えるように通信環境が整っているかどうか、ハプニングなど不測の事態を想定して対処できる環境を事前に整えておくことも必要です。デメリット部分を事前に把握し、より視聴者に伝わりやすいライブ配信を作ることを心がけましょう。

ライブコマースに向いている業界・商材は?

向いている業界と商材

ライブコマースは特定の業界や商材に特に適しています。以下は、ライブコマースに向いている業界と商材の例です。

  • ファッション業界
    服、アクセサリー、化粧品などのファッション関連商品。ビデオスタイリングやコーディネートの提案ができます。
  • 美容業界
    化粧品、スキンケア製品、ヘアケア商品。実際の使用方法や効果を実演しやすいです。
  • 食品業界
    料理の調理過程をライブで紹介し、食材や調味料の魅力を伝えやすいです。
  • その他
    最近では店舗を持たない地域生産者の方が行うライブコマースも広がっています。まだ広く知られていない自慢の商品、地域の特産品など直接視聴者に伝えることで販路拡大にも繋がっています。

工夫が必要な業界と商材

ライブコマースで成果を上げるには工夫が必要な業界や商材も存在します。例えば、以下のようなものが挙げられます。

  • 高額な商品・専門的な商品
    高価かつ複雑な機械や設備は、ライブコマースでは詳細な説明に必要な時間が取れず、効果的な販売が難しい場合があります。そのため、一対一でじっくり説明ができるライブコマースを使用するのが良いでしょう。
  • 健康食品やダイエット食品
    健康や体に良いとされる商品でも継続して続けることで効果を実感していく商品は、ライブコマースの中で魅力や実感を伝わりにくい場合があります。ライブコマースと同時にSNSを活用し、事前に体験をした方の日々の変化の様子を投稿するという方法もあります。
  • 高齢者向けの商品
    ライブコマースの視聴者が若年層、特に30~40代が多いと言われているため視聴者へ魅力や購入に繋がる興味に繋がりにくいものは難しい場合があります。ですが、介護用ベットなどは高齢者の方を親に持つ若い世代に向けて、課題を解決するような需要に合わせた提案をしていくことで興味・関心を持ってもらえる可能性があります。

上記のように成果を出すのに工夫が必要な商品はあるものの、方法次第で魅力は伝わります。伝え方やターゲット層の絞り込みなど、どのように商品を伝えていくかという工夫や販売戦略を練っていくことが大切でしょう。

ライブコマースの市場規模と事例

ライブコマースはインターネット上で行われる販売活動の1つであり、他の一部のオンラインマーケットプレイスと比べて非常に速いペースで成長しているのが特徴です。そのため、業界関係者や投資家たちにとっては、ライブコマースの現在と未来を知ることは、新たなビジネスチャンスを見逃さないための重要な情報となります。

現在のライブコマース市場規模を確認すると、その規模は既に非常に大きく、数兆円におよぶと言われています。この市場の成長は、スマートフォンの普及とともに加速しており、さまざまな業界で利用され始めています。ここで中国と日本のライブコマース市場規模と事例を見ていきましょう。

中国の市場規模と事例

中国のライブコマース市場は拡大しており、2021年には1.2兆元(約25兆円)に達し、2025年には2.1兆元(約42兆円)を超えるとも言われています。中国では、インフルエンサーや有名人が商品をPRする形式が一般的で、これによりファンとのコミュニケーションを実現しながら売り上げを伸ばしています。

2020年3月に中国消費者協会が発表した「ライブコマースショッピング消費者満足度オンライン調査報告」によると、中国の消費者がよく利用するプラットフォームTOP3は淘宝(タオバオ)、抖音(TikTok)、快手(クアイショウ)という結果が出ています。淘宝(タオバオ)ライブや中国のライブコマース事例についてはこちらの記事で詳しく解説していますので合わせて参照ください。

淘宝(タオバオ)ライブとは?配信の見方や配信上の注意点を解説 ↑画像をクリック↑

日本の市場規模と事例

日本は中国ほど拡大はありませんが、コスメ通販サイト「@cosme」が行っているライブコマースは、美容のプロフェッショナルたちが商品の使用方法や効果を実演するというスタイルで、見て美容を学べる新しい形のECとして注目を集めています。さらには、「rakuten LIVE」を展開している楽天も注目されています。さまざまな商品カテゴリにおいて、生放送での販売を行っており、ユーザーは購入検討中に、リアルタイムで質問が可能となるので、商品を深く理解した上で購入することができます。

アパレル業界、飲食業界、エンターテインメント業界など、どの業界でも、その可能性は広がりを見せています。また、新型コロナウイルスの影響により、リアルな場所での商取引が難しくなったことも、ライブコマース市場の急成長を後押ししています。

市場予測については、これからもライブコマースの市場は急速に拡大し続けると予想されています。2025年を見据えて、その市場規模は、現在の2倍以上になるとの予測もあります。この成長が見込まれる大きな理由としては、テクノロジーの進化と消費者の購買行動の変化が挙げられます。これからのテクノロジーの進化、特にVRやARの普及により、より現実的なショッピング体験をライブコマースで提供することが可能になり、消費者の購買行動にも大きな影響を与えていくでしょうこちらの記事で日本企業が行っているライブコマース事例を参照ください。

【ライブコマースの成功事例】日本企業の最新事例まとめ19選↑画像をクリック↑

ライブコマースの始め方

ここまでライブコマースとは何か、魅力やメリットについて述べましたがでは実際にライブコマースを始めるためにはどうしたらいいのでしょうか?ライブコマースで販売したい商品、視聴者に広く知ってほしい商品はあるがどのように始めたらよいか分からないという方も多いでしょう。ここでは基本的なライブコマースの始め方をご紹介します。

1.ライブ配信プラットフォームを決める

実際にどのライブ配信プラットフォーム(アプリ)を使って販売するかを決めていきます。SNSを活用する場合は、ユーザー数の多いInstagramを使った「インスタライブ」、動画投稿サイトYouTubeの「YouTube Live」など認知度の高いアプリもあります。SNSを使用するメリットは、多くの既存利用者がいることと、アカウントがあればすぐにライブ配信できること。普段のSNS運用と並行してコツコツと配信を続けていけば、フォロワーが増えて大きく成長する可能性があります。

またライブコマースに特化したアプリを使うなら、HandsUP!​​やCHANCE!など、自社のオンラインサイトを活用するなら、TAGsAPI、LiveKit、ライブゲートなどのツールがオススメです。各プラットフォームとも、ブランドを活かしたライブ内容を配信できる点が魅力です。

ライブコマースを始める際のプラットフォームについて詳しく知りたい方は、以下のコラムがおすすめです。このコラムでは、ライブコマースサービスの種類や特徴、運用費用などをまとめています。どの方法で始めようか迷っている方にはぜひ参考にご覧ください。詳しくは画像をクリック⇩

ライブコマースのサービスと形態別おすすめアプリ↑画像をクリック↑

2.配信者選び

販売したい商品のイメージや売上目標をまとめ、誰が適しているかを検討します。もっとも、ライブコマースやライブ配信というと有名人を起用しているイメージがあるかもしれません。フォロワーの多いインフルエンサーやタレントを起用するのもアイディアとしてはありです。ただし、知名度のある方を起用すれば一時的な集客は可能ですが、商品説明や長期的な販売促進には向かないというデメリットがあります。パートナーとして選ぶ際は、長期的に一緒に配信を盛り上げていってもらえるように調整しましょう。

おすすめは自社社員の商品開発者や広報担当。きちんと商品の特徴を把握し商品の性能や魅力を説明できて、ライブコマースが継続しやすく、金銭的負担が少ない人であることが利点です。もし自社社員を起用するならどんな人がいいのだろうか……と迷う方もいらっしゃると思います。そんな時は以下コラムの「ライブコマース配信者に向いている人とは?」を参考にしてみてください。詳しくは画像をクリック⇩

配信者に向いている人とは?ライブコマース配信者選びのコツから事例まで紹介!↑画像をクリック↑

3.台本・ライブの流れを作成する

ライブ配信で話す内容やライブの大まかな流れを作成します。生放送のライブ配信では、予期せぬトラブルや言葉に詰まってしまうことも考えられるので、事前に台本を作っておくとスムーズです。また初めてのライブ配信は緊張してしまうもの。これだけは視聴者に伝えたいと思うものを事前に決めておくと安心材料にもなるでしょう。一例として以下のような進行表が考えられます。

  • ショップの説明
  • 商品の説明
  • 商品の魅力
  • お得なポイント
  • 商品の使い方
  • 料金

このような情報が網羅されているかどうかを確認し、商品の魅力を伝える台本を考えましょう。ただし始まりから終わりまでがちがちにセリフのように台本を作成する必要はありません。ライブコマースの魅力はリアルタイムで視聴者とのコミュニケーションです。視聴者からの質問や意見に応えることが重要です。

台本を作成していてもその通りに流れないこともあります。大事なのは決められたことを伝えるのではなく、どんな思いで商品を作っているのか、その背景(人のストーリー)に共感し、応援したいと思ってもらえるかがポイントです。商品の良さをより魅力的に伝える方法としては下記コラムを参照してください。詳しくは画像をクリック⇩

売れる商品紹介の秘訣は?ライブコマースで魅力的に商品説明をする方法↑画像をクリック↑

4.ライブ配信の告知

ライブコマースの事前準備が整ったら、多くの人に見てもらえるよう集客・告知をしましょう。告知方法は、商品や対象となる顧客層によってアプローチの仕方を変えます。

  • 既存のお客様に告知する
  • 新規顧客を得るためのweb集客に注力する

まずはすでに利用してもらっている既存のお客様に向けて、メールや自社サイトで告知します。ライブで販売するもの、どんなことをするのかの概要を分かりやすくまとめてお知らせし、興味を持ってもらえるような案内をします。お知らせには、配信URLのリンクを入れ、ライブへの導線を入れるのを忘れないようにしましょう。

会社のこと、商品をよく知っている既存のお客様は、ライブコマースサービスでもファンになってくれる可能性が高いです。一度ライブを体験し、「店舗でスタッフに相談していたことが動画配信でもできるんだ!」と感じてもらえれば、今後も使ってもらえるでしょう。画面を見ながらのお試しイベントのように受け入れてもらえれば成功です。既存のお客様にアピールしつつ、新規のお客様も開拓していきましょう!

新規顧客を獲得する方法としては、まずライブコマースを行っていることをたくさんの人に知ってもらう必要があります。そのため、SNSやネットでのPRは必須です。多くの人にライブコマースの実施日を認知して貰ったうえでの、ライブコマースの実施を目指しましょう。

5.ライブ配信後の振り返り

初めてライブコマースを実施すると思うように視聴者数が伸びなかった、視聴者のリアクションや反応が得られなかった、購入に繋がらなかったというマイナスの面が目に付くこともあるかもしれません。逆に準備の段階では話す予定がなかったことでも、視聴者にとっては聞きたいこと、深く知りたいことだった、予想外の反応がもらえたということもあります。リアルタイムのライブ配信だからこそすぐに結果が見えるというのもライブコマースの魅力です。

実施したら終わりではなく、視聴者はどんなコメントをしていたのか、どんなことを知りたいと思っているのか、盛り上がったポイントは何だったのか、購入のアクセスが多かったのはどんなポイントだったのかなど詳細に分析することで、次回のライブコマースに繋げることができます。

ライブコマースは始めから大規模で行うものではなく、小規模でコツコツと積み上げていき、ファンを作ったり、視聴者との信頼関係を築くことが大事です。まずは知ってもらうこと、ライブ配信に来てもらうことを目標に実施していくといいでしょう。

サポート会社を選ぶ

ライブコマースを実施したいけどここまでの準備を一人で行うのは難しいと思う方も多いかもしれません。ライブ配信のプラットフォームにはライブ配信を実施するまで、実施中、実施後などサポートしてくれる会社、アプリがあります。サポートして一緒に進めてくれるサポートを得るのも一つの手段です。どのライブ配信プラットフォームで配信するかを選ぶ際にサポート内容も視野に入れて検討してみてください。ウェビナビでは伴走支援やコンサルティングを行っています。また下記フォームから「ライブコマースを成功させるポイント」をまとめた無料資料をダウンロードできます。ライブコマースに興味関心がある方はぜひご覧ください。

ウェビナビが紹介するライブコマースサービス5選

ライブコマースには様々な特徴を持ったプラットフォームがあります。ここからはウェビナビが独自に取材をしたライブコマースサービスを提供しているプラットフォームをご紹介します。それぞれの特徴や取材をしてお話を伺った内容をもとに5つピックアップしています。ライブコマースサービスを選ぶ際は、自身が発信したい内容やターゲット層、視聴者との関わりを持ちやすいプラットフォームを選ぶことが大切です。ライブコマースサービス選びのヒントとしてご覧ください。

シリコンバレー発のライブコマースプラットフォーム「Firework」

欧米・日本でもビジネスを急拡大しているシリコンバレー発のライブコマースプラットフォーム「Firework(Loop Now Technologies, Inc)」。すでにグローバルで1000社を超える導入実績をもち、日本では無印良品や花王など、ファッション・美容系の企業を中心に採用が進んでいるようです。

SaaS形式で縦型ショート動画・ライブ配信の管理・配信システム、動画編集ツール、広告配信サービスを一括で提供しています。SNSと同様の縦型動画フォーマットを自社サイト・アプリにノーコードで実装し、動画をスワイプして、そのまま購入や予約ができるサービスを展開。その他、グローバルで事業を展開する強みを活かした24時間のサポート体制や、お客さまの信頼できるパートナーとして導入後も各エキスパートが支援する体制があるようです。「firework」の取材記事・詳細はこちら⇩

シリコンバレー発ライブコマースFireworkがつくる未来とは〜消費者と企業のつながりを変えていく〜↑画像をクリック↑

動画に触れながら楽しめるライブコマース「 Tig

ライブコマースや動画の世界で、いつも新しいアイデアを形にされているパロニム株式会社が運営する「Tig 」。動画内に映っている人物や着ている服、建物など、“気になる箇所”にタップするだけで、その情報に即座にアクセスできるインタラクティブ動画「Tig(ティグ)」を展開しています。

主に「インタラクティブ動画」と「ライブコマース」の二軸で事業を展開。実施したライブコマース配信は、アーカイブ動画として蓄積できるためコンテンツ資産になります。また、アーカイブ化と同時にこの動画はECサイトと連携できるため販売促進の施策としても活用できます。サービス開始からアパレル、ファッションショー、インバウンド等様々な導入実績を作っています。「Tig 」パロニムの取材記事・詳細はこちら⇩

「気づけばそこにTigがある」Tig LIVEユニークなサービス発想の原点とは↑画像をクリック↑

人の魅力という『新たな価値』を作り出す「ピースユーライブ」

『ピースユーライブ』はライブコマースを行えるプラットフォーム。スマートフォンのアプリから簡単にライブ配信を始めることができます。2020年のリリースから登録者数は3万人以上、その後も登録者数を伸ばし続けています。

ピースユーライブの特徴は、何といってもオークション機能。通常の買い物機能に加えて、ライブ配信内でオークション形式の販売を開始できることです。また、ライバーへの応援や好きな気持ちを伝えるアイテム、「いいね」のグラフィックにも凝っており、視聴者のアクションを視覚化できるものとしてハートやキラキラ・宝石などが飛び交う様工夫がされている視聴者も楽しめるライブコマースアプリです。「ピースユーライブ」の取材記事・詳細はこちら⇩

アプリ「ピースユーライブ」になぜ人が集まる?あなたの魅力が価値になるライブ配信↑画像をクリック↑

食に特化したライブコマースプラットフォーム「foove(フーブ)」

NTT西日本グループのエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社が運営するfoove。ライブコマースについては、2020年頃から新規事業としてはじめており、2022年5月より本格的に事業化しています。NTT西日本グループとして一貫して、地域に根付いたサービスを提供しICT活用による地域課題の解決を目指しています。

作り手(生産者)に利益がもたらされるような仕組みとして、ライブコマースを活用しており、「コンテンツ配信を通じて生産者ー販売者ー消費者をコネクトするサービス」を軸にサービスを展開しています。fooveの取材記事・詳細はこちら⇩

【ライブコマース事例】販売・集客方法とは?生産者のfooveパートナーインタビュー↑画像をクリック↑

応援機能が充実したユーザー参加型の「CHANCE! by ウェビナビ」

「CHANCE!」はライブ配信・ライブコマース・クラウドプロジェクトの3つを合わせた参加型ライブコマースアプリです視聴者は共感したプロジェクトにプロセスから参加し、共に成功を目指すという、他のライブコマースアプリとは異なるコンセプトを持ったアプリです。物販にとどまらず、スクールやノウハウなど無形商材を扱うこともできます。

また、CHANCE!では配信者同士の2か所からの同時配信機能があります。月額5000円から始められるため事業規模を問わず利用しやすく、各プランとも決済手数料無料(※)で利用が可能。(※各プランの上限金額を超えた場合は決済手数料が発生)まだ新しいサービスのため導入実績は少ないですが、現在ライブ配信イベント開催にも力を入れていて、今後に期待が持てるアプリです。

下の動画はそれぞれ違う場所からコラボ配信をする様子です。(/158に入れている同動画を挿入)ライブにはアトピー専門整体師とボディケア商品を扱うファイテンショップ鶴見緑地店のスタッフが登場しました。お互いの話の中からヒントを得て、さらに話が膨らみ視聴者も次々コメントを書き込んでいくという好循環が見えました。コラボ配信することでチャンスが広がっています。

▼CHANCE!byウェビナビについてはこちら

https://chance.webinabi.jp/

まとめ

ライブコマースは、実店舗やホームページ(商品LP)など準備に時間も費用も掛かるものが無くても比較的始めやすいものです。これまでになかった販路の拡大につながることもあります。ライブコマースという販売方法も視野に入れてみるのはいかがでしょうか。

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