ライバー活動を楽しく続けていくためには、ライブ配信アプリ選びはとても重要。初心者ライバーにも優しい、ライブ配信アプリの特徴とおすすめアプリをウェビナビ視点でピックアップしました。いろいろなアプリを比較しながら、自分に合ったアプリを見つけましょう。
目次
ライブ配信アプリの正しい選び方
配信アプリといっても、今は様々なプラットフォームが存在しています。ライバー、配信者としてライブ配信を始める際、どの配信アプリを選んだらいいのか迷う方も多いでしょう。自分に合ったライブ配信アプリを選びたい方に向けて、どんなポイントをチェックすべきか紹介します。
1.自分の個性や配信したいジャンルに合っている
日本でもライブ配信が定着し、たくさんのライブ配信アプリが誕生しています。ライブ配信アプリは、自分に合っていることが大切です。
高校生・大学生ライバーが多いアプリや30〜40代が多いアプリ、声だけの出演でもOKなアプリ、ゲーム実況が得意なアプリなど、ライブ配信アプリによって特徴はさまざま。自分が配信したいジャンルや自分の個性に合わせて選択しましょう。
2.運営会社の管理体制がきちんとしている
ライブ配信のため視聴者と直接会うわけではありませんが、トラブルのリスクが全くないわけではありません。悪口やセクハラまがいのコメントをされる、ファンがストーカー化するといった可能性もあります。
そこで、重要となるのが運営会社のサポート体制です。運営会社による24時間のライブ監視や、誹謗中傷など不適切コメントのチェックが行われていると安心。規約に違反したライバー・視聴者を通報できるアプリもあります。
こういったサポート体制が充実しているライブ配信アプリは、マナーの悪いライバーや視聴者が少ない傾向に。ユーザーのマナーがよいとアプリ全体の雰囲気もよくなり、より楽しく、ライバー活動を続けやすくなります。
また、自分のプライバシーが守られる環境であることも重要です。個人情報の取り扱いなどは、ライブ配信アプリの利用を開始する前に必ず確認しましょう。
3.ダウンロード数を参考にする
ライブ配信アプリのダウンロード数も、アプリ選びのひとつの目安に。基本的にはアプリのダウンロード数が多いほど、ライバー数も視聴者数も多くなります。
とくにライバーになりたてのときは、視聴者を集めることが最初のハードルに。ライバーが多いアプリはライバルが多く競争が激しくなりますが、視聴者も増やしやすくなります。
一方で、あえて新規参入したてのライバルの少ないライブ配信アプリを狙うのも方法のひとつ。ライバーが少ない分、他のライバーに埋もれにくく、視聴者との距離もより近くなります。
4.口コミやアプリの評価をチェック
インターネットやSNS上での口コミ、App StoreやGoogle Play Storeの評価をチェックにするのもおすすめです。気になるアプリの使いやすさや視聴者やライバーの質、運営会社の対応などをチェック。あくまで他人の意見なので全てを鵜呑みにする必要はありませんが、客観的なひとつの意見として参考になります。
5.報酬システムが納得できる
ライブ配信アプリによって報酬システムも異なるため、事前によく確認しておきましょう。
ライバーの主な報酬となるのが、視聴者からの投げ銭(ギフト)によるものです。投げ銭は全額が報酬となるわけではなく、一部はライブ配信アプリに差し引かれます。ライバーに入る報酬の割合はライブ配信アプリによって異なり、ライバーのランクに応じて変化する場合も。ライブ配信アプリによっては時給制度が導入されていることもあります。
ライブ配信アプリには海外の企業が運営するものも多く、為替レートによって報酬が左右される場合も。下記コラムでは、稼ぎやすさを基準にライブ配信アプリの比較をしていますので、ぜひご覧ください:【2023年最新】ライバー向け稼げるライブ配信アプリのおすすめ8選を徹底比較
ライブ配信プラットフォームを選ぶ!おすすめのライブ配信アプリ
配信者として、どんなポイントでアプリを選ぶといいのか確認しました。では早速自分が配信したいアプリを選んでいきましょう。前述した通り、配信アプリといっても今はさまざまな特徴を持った配信アプリがあります。
人気がある配信アプリ、認知度の高い配信アプリ、配信者と視聴者(ユーザー)との距離が近いアプリ、投げ銭(ギフティング)機能が充実しているアプリなど、プラットフォームによって特徴があります。
ライブ配信アプリを選ぶときは、自分がどんな配信スタイルでやりたいかという目線をもって選ぶことが大切です。ここからは、ウェビナビ独自の目線として、アプリの特徴別にライブ配信アプリを紹介します。ぜひライブ配信アプリを選ぶ際のヒントとしてご覧ください。ここからは、各アプリの機能面、特徴をもとに、特にユーザー数が多いものの中からいくつか抜粋して紹介します。
紹介するライブ配信アプリの特徴は下記です。
・安全管理、配信審査体制にこだわるおすすめのライブ配信アプリ
・顔出しナシ、音声配信機能があるおすすめライブ配信アプリ
・視聴者(ユーザー)と盛り上がる機能があるおすすめのライブ配信アプリ
安全管理、監視体制のサポートがあるおすすめライブ配信アプリ
自分が安心してライブ配信を続けられる環境も大切です。運営側のサポート体制や運営会社自体の信頼性など、事前にチェックしておきましょう。ここでは安全管理や監視体制のサポートがあるアプリで特にユーザー数の多いものと比較的新しいアプリを抜粋して紹介します。
Pococha(ポコチャ)
国内上場企業である、株式会社ディー・エヌ・エーが運営するライブ配信アプリで、ユーザー数は45万人を超えるなど、今なお急上昇しているライブ配信アプリです。
インターネットやAIを利用したさまざまなサービスを手掛けていることもあり、リスク管理や個人情報の管理といった安全対策には力を入れています。有人やAIによる、24時間365日体制でのライブ配信の見守りを実施。審査スタッフのメンバーは所定の研修を受け、テストに合格したスタッフで構成するという徹底ぶりです。
審査担当の分析・AI・エンジニアメンバーがいて、審査体制や審査ルールの改善も行っています。禁止事項も細やかに決められていて、違反した場合にはブロック機能や通報機能で運営側に知らせることも可能です。
ウェビナビでは、 Pococha(ポコチャ)の担当者さんに取材し、ポコチャライブの楽しさ、特徴を伺っています。ぜひこちらの記事もぜひご覧ください:Pococha(ポコチャ)の目指す「コミュニティコマース」の世界観とは?
17LIVE(イチナナ)
日本国内では知名度・人気度共に抜群で、まさに王道のライブ配信アプリです。ユーザー数は20万人以上と言われています。
17LIVE(イチナナ)では機能性やエンタメ性だけでなく、安全性も重視。AIと有人の両方から24時間365日、ライブ配信をチェックしていて、ガイドラインに反した配信の場合は利用停止となる場合があります。
配信中のコメントもチェックしているため、不適切なコメントがあった場合にはコメントの利用制限も実施。不適切な視聴者がいた場合、ライバーだけでなく他の視聴者が通報することもできます。配信ルームの追放や、悪質な場合にはアカウント停止といった処分がくだされる可能性も。利用者全員が安心して楽しめる体制が整っています。
EVERY.LIVE(エブリィライブ)
EVERY.LIVE (エブリイライブ)は2021年にサービスが開始された、日本生まれの比較的新しいライブ配信アプリです。監視チームによる24時間の配信監視、NGワード検出機能など、安全管理にも力を入れています。
ライバー選定を重視していて、認証ライバー制度を導入。現在は審査を通過し、認証ライバーになった人だけが配信できます。ライバーを厳選していることも配信が荒れず、ライバーも視聴者も気持ちよく楽しめる理由のひとつでしょう。
また、EVERY.LIVEでは、ママさんライバーへの支援制度も用意。ライブ配信の報酬とは別に、シングルマザーライバーには毎月2万円、ママさんライバーには毎月1万円が支給されます。お子さんがいるからこそ、安全にはこだわりたいという方にもおすすめです。
顔出しナシ、音声配信機能があるおすすめライブ配信アプリ
周囲にライバー活動を知られたくない、顔出しをしたくない方は、ラジオ配信機能のあるアプリやアバター機能のあるアプリがおすすめです。音声のみの配信でも、アプリによって提供されるサービスはさまざま。自分が楽しめそうと思うものを探してみましょう。
顔出し配信メインのアプリのなかにも音声配信機能を持つアプリもあります。ここからは、音声配信に特化したライブ配信アプリの中から特にユーザー数の多いモノを紹介します。
Stand.fm(スタンドエフエム)-日本発音声配信アプリ-
Stand.fmは、誰でも、どこにいてもスマホ一台で気軽に収録ができて、すぐに配信できる音声配信アプリです。ユーザー数は100万人を超えていると言われ、今もなお成長中の音声配信に特化したアプリです。
音声配信の種類と機能としては、音声を収録して投稿する「収録機能」と、リアルタイムに配信できる「ライブ配信機能」の2つがあります。どちらの機能にも、ひとりではなくコラボできる機能もあり、収録の場合には簡単に編集できるような機能もあるようです。
音声配信専用のアプリとして、声だけで配信を行いたい、気軽に配信を行いたい方におすすめのアプリです。
ウェビナビは、音声ライブ配信で人気のあるstand.fm (スタンドエフエム) さんを取材しています。stand.fmで行う音声配信の楽しさ、継続する秘訣について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください:配信者たちが作る「音で繋がるコミュニティ」音声ライブ配信stand.fmとは
Spoon(スプーン)-海外発音声配信アプリ-
Spoon(スプーン)は音声でライブが配信できるアプリです。2016年に韓国でスタート、現在は世界20ヶ国で展開しています。世界全体では、世界2,300万ダウンロード、月間アクティブユーザー220万人、1日に10万以上の音声コンテンツが配信されています。
2018年に日本でリリースされ、リアルタイムのラジオ配信だけでなく、あらかじめ録音した音声を配信する機能や音声版の掲示板のような機能など、Spoon独自のコミュニケーション機能が用意されているのが特徴。顔出しナシでも、さまざまな方法でコミュニケーションを取ることができます。
配信者は『DJ』、リスナーは『スプナー』と呼ばれ、DJとスプナーの距離感の近さも魅力のひとつ。ライバーの審査がないため、誰でも気軽に始められる点もメリットです。
REALITY-アバターを使ったライブ配信アプリ-
日本だけではなく、海外でも特にユーザ数が多く500万人以上と言われ、配信者も視聴者もアバターを使用する、アバター専用のバーチャルライブ配信アプリです。アバターは自分好みにカスタムでき、顔や髪型、服装など自由に設定が可能。アプリ内ですべて完結できるので、自分でイラストを用意する必要もありません。着せ替えだけでも十分に楽しめます。
アバターという気軽さもあり、ライバー同士での交流も活発。最大4人でコラボ配信する機能や配信中にゲームができる機能など、ライブを盛り上げる機能も充実しています。
視聴者(ユーザー)と盛り上がる機能があるおすすめのライブ配信アプリ
視聴者(ユーザー)と配信者との距離感が近い環境や特技を活かせる環境なら、初心者ライバーでもライブを盛り上げやすく、楽しみながら続けられます。
DokiDoki Live(ドキドキライブ)-カラオケ機能付きアプリ-
ライブ配信アプリでは珍しく、カラオケ機能が搭載されているのが大きな特徴で、ユーザー数は300万人を超えると言われています。カラオケは約1万1000曲を収録。無料で歌えて、歌詞表示や音量調整も可能です。カラオケ好きなライバーや歌に自信のあるライバー、歌手を目指すライバーなどにぴったり。視聴者からのリクエストに応えて歌えば、いっそう盛り上がるでしょう。
ライブ配信だけでなく、簡単に動画の作成・編集ができる機能も備わり、制作した動画は投稿が可能。ボイスチェンジャー機能で最大5種類の声を変換し、動画に入れることもできます。
ふわっち-飲酒、喫煙可など自由度が高いアプリ-
ユーザー数は25万人以上と言われるふわっち。ライブ配信アプリの多くはライブ配信中の飲酒・喫煙をNGにしていますが、ふわっちは飲酒や喫煙をしながらライブ配信ができる、数少ないライブ配信アプリです。親しい人とのオンライン飲み会のような感覚で楽しめて、自然と視聴者との距離も縮まります。
ライブ配信アプリのなかでも認知度は高く、他のライブ配信アプリと比べてライバーの年代も30〜40代と少し高めなのも特徴。アプリ全体でゆるい雰囲気があるため、自分のペースで楽しみたい方にもおすすめです。
HAKUNA(ハクナ)-視聴者とコラボ配信できるアプリ-
HAKUNA(ハクナ)は全世界でユーザー数が1500万人以上いると言われ、視聴者(ゲスト)を自分の配信に招待し、コラボ配信できるのが特徴。ライバーと視聴者がダイレクトに交流することで、距離がぐっと近づくでしょう。また、特定の視聴者だけを招待して配信できる限定配信といった機能もあり、シーンに応じて利用できます。
アットホームな雰囲気があり、初心者ライバーでも溶け込みやすい点もメリット。新人向けのイベントも定期開催されているので、これからライバーデビューしたい方にもおすすめです。
まとめ
今日本国内だけでも、配信ができるアプリは複数存在します。中でもどういったポイントでライブ配信アプリを選ぶか、アプリごとにどういった特徴があるのかというのは、ここで紹介した以外も多々あります。
ライバーに優しいサポートや機能など、ライブ配信アプリごとに異なる魅力があります。ライブ配信アプリを選ぶ際、ユーザー層や稼ぎやすさをチェックすることも大切ですが、自分が欲しいと思う機能やサービスがあるかどうかも、チェックしておきたいところ。自分に合ったライブ配信アプリで、ライバー活動をより充実したものにしていきましょう。今後さらに特徴別に配信アプリを紹介できればと思います。
他にもライブ配信アプリを詳しく知りたい方におすすめの記事はこちらです:【ギフティング型ライブコマース】おすすめライブ配信アプリ18選