2023/10/19更新

YouTubeで主な収入源となるのが広告収入です。YouTubeに公開した動画から収入を得るには、YouTube収益化条件をクリアすることがマスト。この記事では収益化の条件や審査への申請方法、収益受け取りまでの流れを詳しく解説しています。
目次
今さら人に聞けない!YouTubeの広告収入の仕組みと広告の種類
YouTubeの広告収入は、広告を出稿する広告主が支払う『広告掲載料』から支払われます。『広告主→YouTube→動画配信者』という流れで、広告主がYouTubeに広告掲載料を支払い、YouTubeから動画投稿者に収益の一部が支払われる仕組みです。YouTube側も広告収益を受け取っているため、広告掲載料はYouTubeと動画の投稿者で分配されます。
広告にはテレビCMのような動画広告やバナー広告など、さまざまなフォーマットがあり、広告がクリックされたり、一定時間視聴されたりすることで収益につながります。
YouTube広告のフォーマットは任意で選択可能です。動画投稿者は、動画ごとに表示させる広告フォーマットを設定できます。設定できる広告フォーマットは主に4種類があり、設定はYouTube Studioから可能です。広告によって表示されるデバイスが異なるので注意しましょう。一方で、表示される広告自体は動画投稿者側で選択できません。動画に関連する広告をYouTubeが自動的に決定して表示します。
1:スキップ可能なインストリーム広告(スキッパブル広告)
動画の始まる前や動画の終了後、動画の途中で、公開されている動画と同じ場所で再生される動画広告です。再生開始から5秒後にユーザーの意思で広告をスキップできます。なお、動画再生開始時に流れるものを『プレロール』、動画の途中で流れるものを『ミッドロール』、動画の最後に流れるものを『ポストロール』と呼びます。
対応デバイス:パソコン、モバイル デバイス、テレビ、ゲーム機
2:スキップ不可のインストリーム広告(ノンスキッパブル広告)
動画の再生前や生成中、再生後に配信される動画広告で、ユーザーは広告動画が終わるまでスキップすることはできません。再生時間は地域によって異なり、15〜20秒以下となっています。広告を長く視聴してもらえるメリットはありますが、長尺になるほどユーザーにストレスを与えやすくなる点は注意しましょう。
対応デバイス:パソコン、モバイル デバイス、テレビ、ゲーム機
3:バンパー広告
バンパー広告は動画の再生前・再生中・終了後に流れる6秒間の短い動画広告で、スキップはできません。表示されるごとに収益が発生します。短い時間のためユーザーにストレスを与えにくく、スキップができないため最後まで広告を見てもらえるというメリットがあります。
対応デバイス:パソコン、モバイル デバイス、テレビ、ゲーム機
4:オーバーレイ広告
動画の再生中に再生画面下部20%に表示される広告です。動画形式ではなく、バナー画像またはテキストのみの2種類があります。広告枠の右上に×マークが表示され、視聴者の意思で広告を非表示にすることができるため、視聴の妨げになりにくいのが特徴です。
対応デバイス:パソコンのみ
YouTube広告以外で収益化する方法
動画投稿者のYouTubeでの主な収入源は広告収入ですが、他にもYouTubeで収益化する仕組みはさまざま。条件付きのものもありますが、活用できるものを取り入れていくことで、より安定した収入につなげられます。広告以外の収益化の例を紹介します。
1.スーパーチャット
通称スパチャと呼ばれる、いわゆる『投げ銭』機能です。YouTubeでのライブ配信やプレミア公開時に視聴者が動画投稿者に対し、1回当たり100円〜5万円の間で任意の金額を送付できます(1日の上限は5万円)。視聴者が多くなくても1人の金額が大きければ、かなりの収益になる可能性も。
2.スーパーサンクス
スーパーチャット同様YouTubeの投げ銭機能のひとつで、視聴者が動画投稿者に対し、感謝や応援の気持ちを送れる仕組みです。スーパーチャットがライブ配信でのみ利用できるのに対し、スーパーサンクスは通常の投稿動画に利用できるのが特徴。送れる金額には数百円〜数千円の4段階あり、スーパーサンクスが送られると動画のコメント欄にアニメーションGIFや色付きメッセージが表示されます。
3.YouTubeチャンネルメンバーシップ
メンバー限定の動画やライブ配信など、メンバー限定特典を提供する月額制のファンクラブのようなものです。視聴者から月額料金をもらって収益を得るため、毎月の固定収入になります。チャンネル登録者数が3万人以上であることが条件のひとつとなるため、ハードルは比較的高めです。
4.企業PR案件
YouTuberとして人気が出ると、企業から案件依頼が入ることがあります。企業案件には動画内での商品やサービスの紹介をはじめ、イベントへの出演、書籍やコラムの執筆などさまざま。YouTuberの個性やジャンルがマッチする、専門性が高いといったことも案件獲得につながるポイントになります。
こちらのコラムをご覧の方は、YouTubeをやってみたいという気持ちと同時に少しは稼げたらいいな……と思っていらっしゃる方が多いのではないのでしょうか?
知っておきたいYouTube広告の収益化条件とは
YouTubeで収益化をするためには、YouTubeパートナープログラムに参加する必要があります。これまではYouTubeパートナープログラムの参加条件として「チャンネル登録者数1000人以上」などの条件をクリアした上で申請する必要がありました。しかし2023年6月のアップデートで、アメリカ・イギリス・台湾など一部の国で大幅に収益化条件が緩和されてきています。
2023年8月30日、日本国内でも一部YouTubeパートナープログラムの収益化条件が緩和され、YouTubeパートナープログラムへ早期に申請・アクセスが可能になるようになりました。そして10月3日、日本版YouTube公式ブログにおいて、「YouTube パートナー プログラム」(YPP)の特典の一部である、視聴者ファンディングと一部ショッピング機能の条件緩和を正式に提供し始めました。
下記の表では、一部変更されたことで変更後の条件をクリアすれば得られる収益と従来通り変わらない部分をまとめています。収益化の条件によって利用可能な機能、それによって得られる収益が異なりますので、分かりやすく条件別に比較しました。(2023年10月現在)
詳細を知りたい方は、YouTubeヘルプの下記記事をご覧ください。
■youtube収益化条件の変更内容を確認したい方はこちら
出典:YouTube パートナー プログラム拡大の概要 – パソコン – YouTube ヘルプ (google.com)
■youtubeで収益を得る方法は?どのような種類があるか詳しく知りたい方はこちら
出典:YouTube で収益を得るには – YouTube ヘルプ (google.com)

※上記のように条件が緩和されYouTubeで収益を得やすいようになりましたが、YouTubeの動画広告で収益を得るためには、これまでの条件と変わらず「チャンネル登録者数1,000人」「動画の総再生時間4,000時間以上」「もしくはショート動画総再生回数1,000万回以上」の条件達成が必須となっています。
1.18歳以上または代理の保護者がいること
YouTubeで収益を受け取れるのは18歳以上の人のみです。18歳未満の場合は保護者が代理となれる場合に収益の受け取りができるため、保護者の承認をもらい、協力してもらう必要があります。
2.全てのYouTubeの収益化ポリシーを守っている
収益化には、大きく次の5つのポリシーを遵守することが求められます。
・YouTubeのコミュニティガイドライン
・利用規約
・著作権
・Google AdSenseプログラムポリシー
・広告掲載に適したコンテンツのガイドライン
当たり前ですが、暴力的な内容やアダルトな内容、差別や誹謗中傷を含むコンテンツ、スパム行為や詐欺行為は認められません。また、繰り返しの多いコンテンツはGoogle Adsenseのガイドラインに抵触します。同じような内容の動画をタイトルだけ変えるなどはNGです。
3.チャンネル登録者数が500人を超えている
チャンネル登録者数が500人以上いることも条件のひとつになります。登録者数や総再生時間を増やすためには、定期的に動画を制作・投稿し、継続していくことが大切です。短期間で収益をあげる人もいますが、基本的にはYouTubeの収益化はすぐにできるわけではありません。『視聴される動画』を投稿できるよう、企画内容や編集での見せ方を工夫し、検証を繰り返しながら続けていきましょう。
4.直近 90 日間にアップロードした動画が 3 本以上
※条件緩和後新たに追加されたもの
直近90日間の間に有効な動画を3本以上アップロードすることが条件の一つとして加えられました。自分の開設したチャンネル内でアップロードした動画を増やしていきましょう。
※5.公開動画の総再生時間が直近12ヶ月で3,000時間以上
これまで公開してきた動画の総再生時間が、直近の12ヶ月で3,000時間を超えていることも条件のひとつです。3,000時間がどれくらいかといえば、例えば1本10分の動画を10本公開しているとして、それぞれ2,400回ずつ、動画の終わりまで再生される必要があります。
なお、再生時間としてカウントされるのは、公開されている動画のみです。限定公開や非公開動画、削除された動画、広告キャンペーンやショート動画は対象となりません。
※6.公開したショート動画の総視聴回数が直近90日間で300万回以上
これまで公開してきたショート動画の総視聴回数が、直近の90日間で300万回を超えていることも条件のひとつです。ただし条件の5と6は3・4に加えいずれかを満たせばOKとされています。
7.広告収益の受け取りは8,000円以上から
広告収益が8,000円に達成してはじめて、支払い設定ができるようになります。例えば、1月1日から収益が発生し始めたとして、1月31日の終わりまでに8,000円以上の収益が発生すれば、翌月の2月にその収益を受け取ることが可能です。
1ヶ月間の収益が8,000円に満たなかった場合、収益は翌月へ繰越しとなり、トータルで得た収益が8,000円以上になったときに支払いを受け取ることが可能。例えば、1月に4,000円の収益が発生し、2月に5,000円の収益が発生した場合、合算された9,000円が3月に振り込まれます。
YouTubeの収益を受け取るための基本設定
1.YouTube Studioで審査申請を行う
収益化条件をクリアしただけでは、収益を受け取ることはできません。条件達成後、 YouTube側に審査申請を行います。
YouTubeの管理画面『YouTube Studio』にアクセスし、左メニューから『収益受け取り』をクリック。収益受け取りのページを開き、『申し込む』ボタンをクリックします。表示される『YouTubeパートナープログラム規定』の内容を確認し、問題がなければ同意して次へ進みましょう。
2.Google AdSenseアカウントの取得
続いて、Google AdSenseに申し込みを行います。Google AdSenseとは、Googleが提供するサイト運営者向けサービスです。
『Google AdSenseに申し込む』から開始をクリック。Google AdSenseのサイトにリダイレクトされるので、YouTube用のGoogleアカウントを選択して次へ進みます。収益化したい自身のYouTubeチャンネルのURLを入力し、画面案内に沿って国などを入力したら、『アカウントを作成』をクリックしてください。
名前や住所、電話番号など必要項目を入力すると、電話番号宛にSMSまたは電話で確認コードが届きます。確認コードを入力して送信をすれば、申請は完了です。審査期間は人によって異なり、早い人で3日程度、長い人では1ヶ月程度かかる場合もあります。
3.広告フォーマットを設定
Google AdSenseの審査を通過したら、YouTube Studioの収益受け取りページから『広告をオンにする』をクリックし、希望する広告フォーマットを設定しましょう。広告フォーマットは複数選択もできます。
収益化したい動画は、個別に選択することも、すべての既存動画を選択することも可能。既存動画すべてを選択すると、これまで投稿した動画を順次収益化してくれます。
4.PINコードによる住所の確認
広告の収益が1,000円を超えると、Google AdSenseからPINコードが登録の住所宛に郵送されます。PINコード到着に要する期間は2〜3週間程度。到着後、Google AdSenseにログインし、PINコードを入力しましょう。入力が確認できると、住所確認ができたと判断されます。
5.税務情報の提出
PINコード発送の連絡を受けたら、税務情報の提出と振込先の口座情報の設定を行います。Googleではアメリカの法律に基づき、アメリカ以外で収益化している全クリエイターからも源泉徴収を実施。YouTubeでは日本人に向けてコンテンツを発信していても、アメリカ在住の人から得ている収益に対しては、源泉徴収を行うことが義務付けられています。
税務情報の登録をしなかった場合にはアメリカの税制による税金が発生し、納税を免除するためには税務情報の提出が必要です。項目が多く提出は少し手間がかかりますが、質問項目をよく確認しながら進めていきましょう。
(1)Google AdSenseの管理画面の『お支払い』ページから、『お支払い情報』→『設定』と進み、画面上部で『お支払いアカウント YouTube(日本)』を選択。続いて『設定を管理する』をクリックします。
(2)『アメリカ合衆国の税務情報』から『税務情報の管理』を選択。『税務情報の追加』ボタンをクリックします。個人なのか非個人なのか、アメリカに居住しているか、アメリカで事業を行っているかなどの質問が表示されるので、該当する箇所にチェックを入れ、フォームを送信します。(※ここでは個人で日本居住、アメリカで事業をしていない場合を想定)
(3)納税者フォームが表示されるので、名前や国籍、納税者番号を入力します。納税者番号は『外国のTIN』と記載されているので、マイナンバーを入れればOKです。住所の入力欄では国と都道府県は選択式ですが、その他の箇所は基本的に英語で入力します。
(4)租税条約から『租税条約下で源泉徴収に適用される軽減税率の請求を行っていますか?』の項目は『はい』にチェックを入れて、国を日本に選択。『特別な利率や条件』の該当項目にチェックを入れ『源泉徴収率』を『0%(減税税率)』を選択します。
(5)納税書類が作成され、プレビューが表示されます。書類を確認したら次へ進みましょう。
(6)納税証明は『はい』を選択し、『戸籍上の姓名』をアルファベットで入力します。日本で活動しているため『米国内で行っている活動とサービス、および宣誓供述書』では「いいえ」を選択。これまでYouTubeから支払いを受け取ったことがない場合には、『お支払いを受け取ったことがない新規または〜』の項目を選択し、次へ進みます。
(7)税務情報が記載された書類の受け取り方法を選択。デジタル書類としてペーパーレスで受け取るか、郵送で書類を受け取るかを選んで送信します。
確認書類の提出を求める表示が出た場合は、運転免許証やパスポートなど身分証明書を撮影し、アップロードしましょう。審査には7営業日程度の時間がかかります。税務情報が承認されると、メールが届くので確認してください。
6.Google AdSenseで銀行口座情報を入力
Google AdSenseの『お支払い方法』をクリックし、受け取りたい銀行口座の情報(金融機関名や口座番号)を入力。銀行口座の確認メッセージが出てくるので、問題なければOKをクリックします。後日、Googleからデポジット入金が行われます。これは支払い時に正しい銀行口座に送金ができるか、テストするための1ドル未満の入金です。
デポジットを受け取ったら、Google AdSenseアカウントにログインし、『お支払い』をクリック。『お支払い方法を管理』から『今すぐ確認』をクリックします。振り込まれたデポジットの金額を選択したら『確認』をクリックしましょう。これで銀行口座の確認が完了し、報酬の受け取りができるようになります。
YouTubeを収益化しやすいおすすめ動画コンテンツ
YouTubeで収益を上げるには、継続することが欠かせません。自分の知識や経験を活かせるジャンルや興味のあるジャンルだと続けやすく、内容も充実して収益化しやすくなります。YouTubeには多数の企業や著名人も利用しているため、個人でも参入しやすいものや、ライバルの少ないジャンルを選んで収益化を図るのも手段のひとつです。また、他の動画との差別化を図ったコンテンツ作りが出来ているかという点も着目してみるといいでしょう。いくつかYouTubeで収益化しやすいおすすめのコンテンツを紹介します。
1:ペット動画
『見ていて癒される』『動きがかわいい』など、ペットに関するコンテンツは世界的にも人気。自宅でペットを飼っている方ならすぐに始められるジャンルです。
ペット自身に個性があるため、ペットの行動や変わったクセなど日常の様子をアップするだけでも視聴者数や再生回数を稼げる可能性が十分にあります。ペットグッズやペットの豆知識など、ペットに関する内容を投稿するのもよいでしょう。ペットのジャンルは犬や猫をはじめ、昆虫や爬虫類、魚類などさまざま。ペットが主役のため『顔出しをしたくない』『トークが苦手』といった人にも向いているコンテンツです。
2:近年注目のメンズ美容系
近年ではメンズスキンケアやメンズメイクの需要が急上昇。10〜20代の若い世代に限らず、30〜50代のビジネスパーソンにも、スキンケアやメイクを取り入れる人が増えています。基本のスキンケア方法からベースメイクやポイントメイクのやり方、シーンに合わせたメイクのテクニックなど、企画内容も多岐にわたります。美容に関する知識とテクニック、初心者にわかりやすく伝えるための編集力やトーク力も必要です。
今後、ますますメンズ美容へ参入するYouTuberは増加すると考えられます。始めるなら早いうちがおすすめです。軌道にのれば美容メーカーやエステサロンなど企業からのPR案件も期待できます。
3:学び系コンテンツ
ライバルの多いジャンルですが、学生向けの学習コンテンツや外国語、楽器演奏、ビジネススキルなど、自分の得意とするもので勝負できるのがメリットです。ニッチな要素を取り入れたり、独自のキャラクター性や見せ方を工夫したりすることで、他者と十分に差別化できます。
学びは年齢を問わず人に求められ、普遍的な情報も多いため動画自体が資産となるのが強みです。YouTubeは基本的に新しい動画が視聴されやすく、古い動画は時間の経過とともに再生回数が減っていくものですが、学び系コンテンツは古い動画も遡って視聴されたり、ひとりのユーザーが何度も同じ動画を視聴したりするケースも少なくありません。深い知識や十分な経験が必要にはなりますが、人に教えるのが得意な人におすすめのコンテンツです。
YouTubeを副業化するメリットとデメリット
メリット1.好きなこと・得意なことを仕事にできる
自分の好きなことや得意なことをテーマに動画の制作ができるので、やりがいを感じながら稼げます。YouTubeで収益を得るには、継続することが第一です。自分が楽しめることなら継続しやすくなります。ライブ配信を行って、視聴者と直接コミュニケーションを楽しむことも。人を楽しませるのが好きな方、人とコミュニケーションをとるのが好きな方にぴったりの副業です。
メリット2.動画制作のスキルや知識が身につく
動画の企画や台本作成、撮影・編集、サムネイル画像の作成、効果測定など、YouTuberが行う作業は多岐に及びます。YouTubeでの副業を通して、さまざまな知識やスキルを身につけることが可能です。スキルがアップすれば、副業がますます楽しくなるでしょう。
とくにYouTube動画は撮影後に編集することが基本です。テロップを入れたり、不要な部分をカットしたり、音楽を付けたりと、さまざまな工夫が必要です。動画の編集スキルを求める企業も多いため、個人で動画編集を請け負ったり、転職の際に役立てたりすることもできます。
動画編集スクールで最短でスキルを身につけることも
動画編集が未経験の方や早くスキルを身につけたいという方は、動画編集スクールを利用してプロから学ぶことも選択肢の一つです。
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メリット3.本業以上に稼げる可能性もある
YouTuberとして人気が高まれば、大きく稼げる可能性も十分にあります。動画制作のクオリティアップや投稿の継続は求められますが、なかには月に数十万円と本業以上に稼いでいる人も。スーパーチャットやスーパーサンクスの投げ銭で稼ぐことも可能です。
また、企業からPR案件が入ることもあります。企業案件で得られる報酬は一概に言えませんが、広告収入よりも大きく稼げる可能性が高いです。企業案件に携わることで、さらに登録者数や再生回数が伸び、利益につながることも珍しくありません。
以下のコラムでは、世界と日本で人気なYouTubeのランキングを紹介しています。スパチャ・視聴者数・チャンネル登録者数別に掲載していますが、共通しているのはどの方も初志貫徹ということ。ぜひ一読して参考にしたい方を見つけてくださいね。
参考コラム:【世界と日本のYouTubeライブ】同接数・スパチャ・登録者数ランキング
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デメリット1.作業や収益化に時間がかかる
YouTube動画の企画や台本作成、撮影、編集、アップロードなど作業には時間がかかります。自身のチャンネルを成長させるには、公開した動画の反応を分析し、改善していくことも大切です。
時間的な拘束があるため、本業に支障が出る、プライベートの時間が減ってしまう可能性も。1日の稼働時間を決める、作業は本業が休みの日にのみ行うなど、自分の生活に合わせて調整していくことも必要です。
また、YouTubeですぐに収益化することは難しいもの。収益化の条件として登録者数1,000人以上、直近12ヶ月の動画の再生時間が4,000時間以上という条件もあります。動画を定期的にアップし、コツコツと続けていくことが必要です。
デメリット2.会社や周囲の人にバレる可能性がある
顔を出さずに動画を公開していても、個人を特定される可能性はまったくないわけではありません。例えば『背景の景色や置いてある家具や雑貨』『声や体型、髪型』『周囲の人に暴露される』などがあげられます。
バレたくない場合は、顔出しや声出しをしない、背景を確認する、周りの人にYouTube活動を話さないなど、対策を施しましょう。
デメリット3.アンチファンや炎上のリスク
動画の再生回数が増えるにしたがって、アンチファンがあらわれ、心ない誹謗中傷や批判により精神的ダメージを受けることも。また、再生回数が増えるということは、それだけ注目を集めるということ。不用意な言動ひとつで炎上したケースも少なくありません。人を不快にする言動がないか、公開前に必ずチェックしておきましょう。
副業YouTuberの始め方
1.勤め先の就業規則を確認する
YouTuberに限らず、副業を禁止・制限している企業の場合、副業がバレてペナルティを受けたり、会社内でも立場が悪くなったりすることも。事前に会社の就業規則を確認しておき、申請が必要な場合はきちんと手順を踏んだ上で活動を開始しましょう。
会社員の場合、住民税は給与から天引きされるのが一般的です。会社側は住民税額を把握しているため、給与に対する住民税が高額な場合、給与所得以外の収入があえることが知られてしまいます。自分で確定申告をするという選択肢もありますが、それを伝えた時点で理由を聞かれることも考えられるでしょう。
また、副業で得た所得(売上から経費を差し引いた金額)が年間で20万円を超えた場合は確定申告が必要です。確定申告をしなかった場合、無申告加算課税や重加算税といったペナルティを受ける可能性があるので注意しましょう。
2.ターゲットやジャンルを決める
自分の個性や強みを活かしてどんなジャンルで動画を制作するのか、ターゲットをどれだけ絞るかなどを決めていきます。
動画のジャンルは他のYouTuberとの差別化しやすく、自分が継続しやすい・楽しめるジャンルを選びましょう。同時に、どういった層にリーチしたいのか、ターゲットを選定します。ターゲットに合わせて企画や話し方のトーン、動画全体の雰囲気を決めていきましょう。よりニーズに合った深い内容の動画になります。
3.必要に応じて機材を揃える
Vtuberとして活動するには機材などを揃えるのに費用がかかりますが、通常の動画制作であれば、活動が軌道にのってから本格的な機材や編集ソフトの購入を検討してもよいでしょう。
いきなり高額なカメラやマイクを購入しなくとも、始めのうちはスマホのカメラでも十分に動画の撮影は可能。必要に応じて、数千円程度のマイクやスマホを固定する三脚を購入するのもおすすめです。
編集にはパソコンの編集ソフトを用意するのがおすすめですが、最近ではスマホアプリでもクオリティの高いものが増えています。さまざまなアプリを比較して、自分の使いやすいものを選びましょう。
4.YouTubeのチャンネル作成や画像の設定
YouTubeチャンネルの作成にはGoogleアカウントが必要です。チャンネル作成時には『カスタム名を使う』を選択すると、チャンネル名を自由に設定できます。『自分の名前を使う』を選択すると、Googleアカウントに登録した自分の名前がそのまま使用されるので注意しましょう。
チャンネル名を入力したらプロフィール画像やヘッダー画像の設定、チャンネルの説明文、リンクのタイトルなどの情報を入力します。訪れた人に興味を持ってもらえるよう、配信したいジャンルやターゲットに合わせて工夫しましょう。
また、動画だけでなく動画の一覧ページなどに表示されるサムネイル画像も、再生回数を大きく左右します。サムネイル画像制作のポイントも押さえておきましょう。
こちらの記事ではYouTube推奨のサムネイルサイズの画像の作り方を徹底解説。サムネイルの作り方から作成に役立つツールまで全部教えちゃいます。サムネイルで動画を見る/見ないを瞬時に判断されるため、再生回数を伸ばしたい方はぜひご覧ください。
参考コラム:YouTubeの推奨サムネイルサイズと画像の作り方を解説!
画像をクリック↑
YouTube収益化条件のまとめ
2023年8月、日本国内でも一部収益化条件が緩和され収益を得やすくなりました。緩和された条件によって得られる収益と従来と変わらない条件をまとめました。『チャンネル登録者数500人以上』『アップロードした動画が3本以上』に加え、『公開している動画の総再生時間が直近12ヶ月で3,000時間以上』または『公開しているショート動画の総視聴回数が直近90日間で300 万回以上』が条件に含まれました。収益化の条件別に利用可能な機能が異なりますので詳しくは本文でご確認ください。収益化条件の緩和によってYouTubeパートナープログラムへ早期に申請・アクセスが可能になったことで短期間で収益化にたどり着く人もいますが、ある程度の時間がかかることが一般的です。見てもらうための工夫やコンテンツ作りをこれからも行っていきましょう。