Instagram(インスタ)アプリからライブ動画をライブ配信できる『インスタライブ』。ライブ配信方法がシンプルで誰でも使いやすく、ライブを盛り上げる機能や配信済みのライブ配信を投稿・保存できる機能など、さまざまな機能があるのも特徴です。インスタライブ(Instagram)の使い方について解説します。ライブ配信で商品を販売してみたい方におすすめのインスタ以外のアプリも最後に紹介します!

インスタライブ(Instagram)とは?

インスタライブ(Instagram)とは、世界的人気SNSのひとつであるInstagram(インスタ)から利用できるライブ配信機能(生配信機能)のこと。通常の写真や動画の投稿とは異なり、リアルタイムで動画のライブ配信が可能です。

インスタライブ(Instagram)はInstagramアカウントとスマホ、通信環境があれば、誰でもすぐに始められます。サービス提供当初は芸能人などのライブ配信が目立ちましたが、現在では一般の個人をはじめ、店舗や企業のPRなど、幅広く活用されています。ライブ配信中、視聴者はライブ配信者に向けてコメントや質問などを送ることも可能。視聴者とライブ配信者間でリアルタイムでのコミュニケーションを楽しめます。

インスタライブ(Instagram)のメリット

1.操作が簡単で誰でもライブ配信しやすい

インスタライブ(Instagram)はスマホからのライブ配信を前提としているため、スマホならではの感覚的でわかりやすい操作性は魅力のひとつです。ライブ配信をすること自体にはお金もかからず、特別な機材やスタジオを用意する必要もありません。
また、これはInstagram(インスタ)全体で言えることですが、主なユーザー層は20〜40代とされています。Instagram(インスタ)は拡散機能は弱いと言われていますが、ハッシュタグ検索機能によって『自分(自社)と関心が近い人が集まりやすい』という特徴があります。そのため、ターゲットを絞ったライブ企画を立てやすい点は、インスタライブ(Instagram)ならではのメリットと言えるでしょう。

2.コラボライブ配信機能によるリーチ増が期待できる

インスタライブ(Instagram)の特徴のひとつが『コラボライブ配信機能』です。ライブ配信者は視聴者を最大3人までゲストとして招くことができ、コラボ相手が同じ撮影場所にいなくても一緒にライブ配信をすることができます。コラボライブ配信によって、ライブ配信者とゲストとなった視聴者、それぞれのフォロワーにリーチすることも可能に。相手のフォロワーに自分を知ってもらうキッカケとなり、より多くのユーザーとのつながりを持つことができます。

3.フォロワーが多ければ人を集めやすい

フォロワーがインスタライブ(Instagram)に集まってくれるケースも多く、自分のアカウントにすでに多くのフォロワーがいるのであれば、視聴者を集めるのも容易になります。ライブ配信の事前告知や、ライブ中の離脱を防ぐためにライブ内容を考えておくことは必要ですが、視聴者集めにかける時間や労力を抑えられる点はメリットです。
また、ライブコマースにインスタライブ(Instagram)を活用することも可能です。もともと知っているアカウントのため信頼度も高く、『この人(このアカウント)が紹介するなら信用できる』と、購買につながることも大いに考えられます。ライブコマースに特化したアプリと異なり、インスタライブ(Instagram)ではライブ中に決済ができないなどの注意点はありますが、集客がしやすいという面ではとても魅力的と言えます。

関連コラム:Instagramを活用したライブコマース

インスタライブ(Instagram)のデメリット

1.ライブ配信環境やライブ配信時間の制限がある

インスタライブ(Instagram)は、パソコンからのライブ配信はできません。ライブ配信をしたい場合はInstagram(インスタ)アプリをスマホにインストールする必要があります。なお、ライブ配信の視聴だけであれば、パソコンのブラウザからでも可能です。
また、インスタライブ(Instagram)のライブ配信時間は最大4時間で、過去に著作権やコミュニティガイドラインなどのポリシー違反がないアカウントであるといった条件もあります。長時間ライブ配信をしない場合は特に気にする必要はありませんが、こういった規則があることも理解しておくとスムーズです。

2ライブ配信後の細かな分析は難しい

ライブ配信した後の、ライブ配信自体の動画はアーカイブに30日間保存され、データをダウンロードすることもできます。ただし、ライブ配信時の視聴者数や視聴者からのコメント内容、コメントをくれたアカウント、いいね数といった情報は保存されません。『どんな時にコメントがたくさん来たのか?』『どのタイミングで視聴者がもっとも離脱してしまったのか?』といった細かな分析をしたい場合には、インスタライブ(Instagram)中の画面を画面録画するなど、自分自身で対応する必要があります。

インスタライブ(Instagram)のライブ配信方法

インスタライブ(Instagram)のライブ配信は非常にシンプル。手順は次の通りです。

(1)カメラ画面に切り替える

Instagram(インスタ)アプリを立ち上げ、画面を左から右へスワイプするか、ホーム画面右上にある「+ボタン」をタップするかして、カメラ画面に切り替えます。

(2)メニューからライブを選択

画面下に『投稿』『ストーリーズ』『リール』『ライブ』と表示されるので、『ライブ』をタップ。インカメラ・アウトカメラを切り替えたい場合は、2つの矢印が円状になったマークをタップしてください。

(3)ライブ配信タイトルをつける

ライブ配信前にライブ配信のタイトルをつけることもできます。画面左側に表示される『タイトル』と書かれたボタン(横線が縦方向に4本並んだボタン)が表示されるので、タップして好きなタイトルを入力しましょう。タイトルはライブ配信中、画面左上に表示され続けるため、途中から視聴を始めた人にもライブ配信のテーマが伝わりやすくなります。

(4)共有範囲を確認

タイトル設定ボタンの下にある『共有範囲』というボタンをタップすると、ライブ配信の共有範囲を設定できます。『公開』は誰しもが視聴できるオープンな状態です。『親しい友達』は、自分で『親しい友達リスト』に設定しているフォロワー(ストーリーを共有しているフォロワー)にのみ公開されます。インスタライブ(Instagram)専用のリストではないので注意しましょう。

(5)ライブ配信を開始する

画面下に表示される白い丸型のシャッターボタンをタップすると、インスタライブ(Instagram)が開始されます。

インスタライブ(Instagram)を盛り上げる主な機能と使い方

1.挨拶に使えるウェーブ機能と使い方(方法)

ライブ配信に視聴者が訪れると、その都度『[視聴者アカウント名]が視聴を始めました』という通知と、拍手の絵文字(ウェーブ)が表示されます。ウェーブはライブ配信者から視聴者へ『視聴しに来てくれてありがとう』といった、挨拶やお礼のような気持ちを表現する機能です。ライブ配信者がウェーブをタップすると、視聴者画面に『[配信者アカウント名]からウェーブが届きました』と通知されます。ワンタップで手軽にコミュニケーションが取れるので、活用してみてもよいでしょう。

2.コメントへの返信と使い方(方法)

視聴開始の通知や視聴者から届けられたコメント、いいねなどは、基本的に画面下から上に向かって流れていき、過去の投稿から順次フェードアウトされます。視聴者から届いたコメントに返信したい場合は、コメント横にあるリプライマーク(矢印)をタップ。コメントを入力・送信できます。返信した内容はライブ画面に表示され、ライブ配信を視聴している全員が閲覧できる状態です。個人的なやり取りや個人情報に関する返信は控えましょう。

3.特定の視聴者とのコラボ配信機能と使い方(方法)

インスタライブ(Instagram)では、ライブ配信中に3人までの視聴者をゲストとして招き、ライブ配信者含め最大4人(ライブ配信者+ゲスト最大3人)で、コラボ配信することができます。手順は以下の通りです。

(1)招待画面を開く

ライブ配信画面の下部にある人型のアイコンをタップすると、招待画面が表示されます。

(2)招待したいアカウントを選択

現在ライブ配信を視聴しているアカウント一覧が表示されるので、招待したいアカウントの横にある『招待』ボタンをタップ。現在のライブ視聴者以外から招待したい場合は、招待画面の検索欄にアカウント名などを入力して検索します。

(3)承認されたらコラボライブ配信スタート

招待した相手には申請通知が届きます。相手が『[配信者アカウント名]とライブ配信を開始』をタップして承認すれば、コラボライブ配信スタート。相手がライブに参加すると、ZoomやGoogle meetsのように人数に応じて画面が分割されて表示されます。
反対に、視聴者からのライブ配信者に向けてコラボライブ配信のリクエストを送ることもできます。コラボライブ配信を受け付けていない場合は、拒否設定をしておきましょう。コメント欄の横にある3点リーダーボタンをタップして、メニューを表示。『ライブ配信リクエストをオフ』を選択すればOKです。同じように『コメントをオフ』『質問をオフ』をタップすれば、コメントや質問の受付もオフにできます。オン・オフの設定はライブ配信中いつでも変更できるので、状況に応じて調整しましょう。

インスタライブ(Instagram)の録画やアーカイブ保存方法

1.ライブ配信後のインスタライブ(Instagram)をシェアするには?

ライブ配信終了後、ライブ配信をシェアすることでリール動画として閲覧可能な状態にできます。見逃してしまったユーザーにも動画を残すことが可能です。

(1)ライブ配信を終了する際は、画面右上の×マークをタップ。『ライブ動画を終了しますか?』と表示されるので、終了して問題ない場合は『今すぐ終了』を選択します。

(2)ホーム画面やリールにライブ動画を残したい場合は、画面下に表示される『シェアする』のボタンをタップします。

(3)カバー画像を選択し、タイトルなどを入力して保存ボタンをタップします。

2.ライブ配信後のインスタライブ(Instagram)をデバイスに保存するには?

ライブ終了後、ライブ動画をシェアしなかった場合は『ライブアーカイブ』に自動で保存されます。アーカイブはライブ配信後30日で削除されるので注意しましょう。

(1)横線が3本並んだメニューボタンをタップし、アーカイブを選択。

(2)ライブアーカイブをタップすると、ライブ配信後30日以内のライブ動画の一覧が表示されます。

(3)希望する動画を選んでタップすると『シェア』『ダウンロード』『削除』ボタンが表示されます。

(4)『ダウンロード』を選択すると端末へ動画が保存されます。保存されるのはライブ動画のみで、コメントやいいねなどは保存されません。

なお、プライバシー設定の『ライブ』の中にある『ライブ動画をアーカイブに保存』をオンにしておかなければ、ライブ動画は自動保存されません。ライブ配信前に確認しておきましょう。

視聴者としてのインスタライブ(Instagram)の楽しみ方

1.ライブ配信者へコメントを送る

コメントを送りたい場合、画面下部に表示されるコメント欄から、テキストを入力して送信できます。基本的に新しいコメントは下部に表示され、上に向かって古いものから順次フェードアウトされます。コメントはライブ配信者にも他の視聴者からも閲覧でき、一度送ったら取り消しができません。個人情報などは送らないように注意が必要です。

2.いいね(ハート)を送る

画面下部の右下にあるハートマークから、視聴者に『いいね』のような意味合いでハートマークを送ることが可能です。ハートマークをタップすると中くらいのハートマークがひとつ表示され、ハートマークを長押しすると小さなハートマークが複数出現し、最後に大きなハートマークがあらわれます。インスタライブ(Instagram)の場合、ハートの送付は何度でもOK。ハートは画面下から上に向かってあがって消えていきます。ライブ配信を盛り上げる効果もあるので、ライブ配信者に好感を持ったら送ってみましょう。

3.ライブ配信者に質問する

コメントとは別に、インスタグラムでは質問機能があります。画面下部の『?マーク』をタップすると入力画面が表示されるので、聞きたい内容を入力して送信ボタンをタップ。質問内容は送信した時点では公開されませんが、ライブ配信者に質問が選ばれると、質問内容がユーザー名と一緒に公開されます。他の視聴者にも見られるという前提で送るようにしましょう。

4.ライブ配信者にライブ参加(コラボ配信)をリクエストする

ライブ配信者+最大3人の視聴者で一緒にライブ配信を行える『コラボ配信』。コラボ配信は、ライブ配信者から視聴者に向けて参加をリクエストできるだけでなく、視聴者からライブ配信者宛にリクエストすることも可能です。申請は簡単で、ライブ配信画面に表示されている『参加をリクエスト』をタップし、『リクエストを送信』をタップするだけ。『リクエストを送信』ボタンと一緒に『キャンセル』ボタンも表示されるので、間違って押してしまった場合も元の画面に戻れます。ライブ配信者がリクエストの承認をすれば、コラボライブ配信がスタートされます。
なお、ライブ配信者が質問やコメント自体を受け付けないように設定している場合は、コメント・質問・コラボライブ配信はできません。

商品を販売したいならライブコマースアプリCHANCE!

誰でも気軽に始めやすく、ライブ配信方法も簡単なインスタライブ(Instagram)。ライブ配信によって新しいファンの獲得にもつながります。コラボライブ配信やライブ動画のシェア、コメント返信など、さまざまな機能を使いながら、視聴者とのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ライブ配信をしながら商品販売を考えている場合は、インスタライブのコメントに販売ページURLを固定するのが一般的です。

ただ、Instagramアプリから一度他のサイトに移動する必要があるため、インスタライブ中に商品を購入することはできません。

ライブ配信中に商品を販売するライブコマースを考えている方は、ライブコマースに特化したアプリがおすすめです。

CHANCE!では、商品を販売するだけでなく、他の配信者や企業とのコラボ配信も可能です。

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