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Amazonのライブコマースとは
Amazonがライブコマース参入を果たしたのは2018年のことです。
その年の12月から開催の年末セール企画「Amazonサイバーマンデーセール」において、有名YouTuberとコラボレーションして初のライブコマース「Amazon Live Channel」を行いました。
Amazon Live Channelの視聴方法
Amazon Live Channelの視聴方法は3つあります。
厳選された商品をお買い物する目的であれば①②、応援しているYouTuberがいるのであれば③から視聴されることをおすすめします。
①Amazon公式のYouTubeチャンネル(Amazon Japan Official)
②Amazon公式のSNS(Twitter @Amazon JP,Facebook @Amazon JP)
③YouTuberのYouTubeチャンネル
年末の大セール「Amazonサイバーマンデー」
2017年に渋谷マルイと協働し成功を収めた「Amazonサイバーマンデーセール」。
2018年にはキッチンブランドのルクルーゼやバーミキュラの限定商品を販売、その商品を活用して体験・経験できる内容もプラスしました。
その他、高級チョコレートの先駆けとして、世界中で愛され続けているベルギーのチョコレートブランドのゴディバのAmazon限定商品、20年熟成させたサッポロのブランデーなど入手困難な商品の先行発売も実施。
ディスプレー付きのスマートスピーカー「Amazon Echo Spot(アマゾンエコースポット)」など自社のオリジナルデバイスやアイロボット「ルンバ」などの人気家電、化粧品、ゲーム、玩具、食器、ペット用品など幅広いジャンルの商品が紹介されました。
年末の物流サービスが滞らないように、プライム会員限定に商品の通常配送を選択した場合は30ポイントをプレゼントするキャンペーンも行われました。
Amazonプライム会員の最大のメリットである即日配送をうまく活用した形です。
人気YoutuberMasuoTVとのコラボレーション
2018年の「Amazonサイバーマンデーセール」では人気YouTuberのMasuoTV氏とタッグを組み、Amazon公式YouTube、Twitter、Facebook、「MasuoTV」でライブコマースを実施しました。
基本的に動画の内容はMasuoTV氏に一任、30人前の「アマゾン史上最大のおせち」を前にカメラをセッティングし、その大きさと魅力を発信しました。
若い世代を中心に人気を集めるYouTuber、MasuoTV氏はチャンネル登録者数100万人以上、YouTubeをはじめとした様々な動画コンテンツを利用し数量限定商品やタイムセール対象商品をPR、今回の「Amazonサイバーマンデーセール」を盛り上げました。
「Amazon Live Channel」では、MasuoTV氏以外にも人気のユーチューバーらを複数人起用し、ライブ、録画配信を織り交ぜ商品を紹介しています。
YouTuber選出はUUUMに依頼。
サイバーマンデーセール期間4日間で合計22本。20組のYouTuberが動画を配信しました。
関連コラム:Youtubeでライブコマースできるって知っていますか?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=J2rvqoPO6HQ
出典:https://www.amazon.co.jp/ref=nav_logo
YouTuberの起用のメリットは?
①拡散力がある
②ターゲット層を絞れる
③視聴者層が非常にわかりやすい
④既存の広告では手が届かなかった層へのアプローチが可能になることです。
アメリカ版Amazonライブコマース
アメリカのAmazonライブコマース「Style Code Live(スタイル・コード・ライブ)」は2016年3月に開始されました。
生放送TV番組の放送中リアルタイムに質問やコメントが双方向でできるファッション番組で、ほぼ毎日放送されていましたが、2017年7月に終了。
現在は「Amazon LIVE」として配信が行われています。
(画像は2021年1月のもの)
2018年7月に開催された「Live Commerce Show 2018」
ライブコマースの本質を通して、市場の活性化を目指し結成されたのが、業界関係者をメンバーとするライブコマース推進委員会です。
7月にはプラットフォーマーやシステム開発企業が参加し「Live Commerce Show 2018」を開催。
200名以上が来場し、日本のライブコマース市場の未来についてビジョンが語られました。
発表者の共通意見として「ライブコマース=コミュニケーションツール」であるということでした。
福祉貢献や地域振興など、企業の販売促進以外の実績もすでに報告されており、商業的な価値だけでないという認識が至る所でなされています。
同年12月7日には2回目が開催されアパレル販売のライブコマースで人気のインフルエンサー峰松蓮氏やオンラインショップ作成サービスを運営するBASEも新たに参戦し、ライブコマース市場の最新情報、新たな可能性と取り組みが伝えられました。
出典:https://www.amazon.com/live
以上、Amazonのライブコマースについてご紹介いたしました。
本記事を参考にして、コミュニケーションツールとしたライブコマースの活用、コミュニティ活性化への取り組みにも関心を持っていただければ幸いです。
ぜひ、「アメリカのライブコマース事情とは?」も合わせてご覧ください。