ライブコマースとの出会い
ライブコマースって最近よく耳にするけれど、どんなものか分からない。
初めは「ライブコマース何それ?」だった食品メーカー勤務10年目の私A子がライブコマースができるようになるまでをお話しします。
とある朝の営業会議で
上司「ライブコマースを使って販売促進していこう」
A子「ライブコマースって・・・何それ?知ってる?」
同僚「聞いたことない」
上司「これからの時代、いつでも、どこでも、安全に、迅速に、相互納得できる事が鍵となる。A子さん、ライブコマースについて調べてみてくれないか?」
A子「はい・・・」
ここから私はライブコマースについてインターネットで調べ始めたのでした。
初めてのライブコマース
インターネット上には色々なライブコマースが紹介されており、幾つか見てみたところ
ライブコマースは携帯やパソコンを使ってできる「ライブ配信×オンライン販売」ということが分かりました。
いわゆるTVショッピングのオンラインライブ版です。
内容は物品販売(アパレル、化粧品・健康食品、家具・雑貨、フードなど)だけでなく、オンラインセミナー(人材育成・社員教育、自己啓発、補助金活用術、起業家向けの内容など)の知識、能力開発分野も見られました。
TVショッピングとライブコマースの違い
私は、まず初めにお弁当販売のライブコマースを見てみました。
色鮮やかで美味しそうなお弁当が紹介されており販売員が食品へのこだわりや、栄養面、生産家情報などについて詳しく説明していました。
これだけですとTVショッピングと同じように思えますが、その違いは「その場で販売者と視聴者がやりとりできる」点でした。
お客さんからの質問は「卵や小麦粉を使っていないか?」、「糖尿病の父に食べさせたいが大丈夫か?」、「一人暮らしなので一食からでも購入できるか?」、「離島に住んでいるが配達は可能か?」など。
素朴な疑問から個人的な疑問までその場で解決できるのが魅力的でした。
TVショッピングと大きく違うと感じた点は2点ありました。
一つ目は質問した視聴者の方の名前を販売員が呼んで話しかけていました。
私が質問者だったら親近感と特別感を感じる場面だと思いました。
そして、二つ目は携帯の画面を見ているので店頭より集中している自分を感じました。
ウインドウショッピングでふらーっと見ている時より断然購入意欲が湧いてきたのでした。
次に化粧品メーカーのライブコマースを見てみました。
そこではテレビで時々見かけるタレントさんがメインコメンテータとなりファンデーションを紹介していました。
商品紹介の後は視聴者からのメイクをする時の悩みをリアルタイムで聞き出し、メイクの仕方を個別でアドバイスするなど視聴者に寄り添ったオンリーワンの接客が見受けられました。
仕事が忙しい働く女性にとって、家にいながら販売員さんのアドバイスをもらえることは、店舗に行く時間を省ける最大の長所だと感じました。
ライブコマースの魅力
ライブコマースでは視聴者が販売者とのやり取りを通して商品を深く理解できる事に加えて、安心感を持ってショッピングを楽しむことができるようになっています。
TVショッピングのようにTVを見て気に入ったら電話するなどの手間がなく、オンライン上のワンクリックでその場で注文が得られるので販売者にとっても取りこぼしがなく、すぐに結果として得られる点が利点です。
ライブコマースは、販売者と視聴者が直接やりとりでき、安心、納得した受発注を可能とした「ライブ配信×オンライン販売」だと分かりました。
次回は「なぜ今ライブコマースなのか」についてお話しします。