ビームスは、1982年に日本で設立されたブランドです。主に輸入品を販売しており、特に若年層からの支持が厚いのが特徴です。
ビームスのTシャツは素材が柔らかく肌触りがいいので着心地抜群です。
またデザイナーとのコラボレーションして作られたニットセーターは、上質なオーガニックコットンを使用しているので軽くてスタイリッシュなデザインが人気です。
若年層、特に大学生から人気根強いビームスは、誕生日やお祝い事など特別な日のプレゼントにも最適です。
見た目の良さと品質の高さを兼ね備えており、高い確率で満足してもらうことができます。
ビームス初のライブコマース
ビームスは2020年3月より、自社ECサイト内で初のライブコマースを実施しました。
(画像は2022年1月のもの)
商品紹介を担当したのはBEAMSクリエイティブディレクター中村達也さんとBEAMS F ディレクターの西口修平さんのお二人。
ビームス初のライブコマースはたまたまコロナ自粛期間での配信となりましたが、コロナ自粛以前から実装に向け計画されていました。
ライブ中に商品が購入できるだけでなく、ライブ自体を楽しんでもらえるようなコンテンツ作りがされています。
ライブで紹介された商品のポイント
季節毎に発行されるビームスの媒体「MR_BEAMS(ミスタービームス)」で問い合わせの多い、Vゾーン(スーツ、シャツ、ネクタイ)商品に絞って紹介、ボトムスは紹介されませんでした。
上半身のみの全24アイテム、今の時代に合った調和の取れたコーディネートを意識して紹介されていました。
販売された商品の一例:
ジャケット「BEAMS F / TAILOR&LODGE」14万8500円(税込)
シャツ「BEAMS F」1万6500円(税込)
ネクタイ「Holliday&Brown」1万7600円(税込)など
ライブコマース後の成果と課題
約1時間の配信時間で6000人以上が視聴、100万円弱の売り上げを記録しました。
会社では初の試みとなったライブコマース、ライブを視聴した社員も多く、社内での反応も予想以上に良かったそうです。
一方、
・システムの問題でライブ開始時間が遅れてしまったこと。
・Eコマース在庫をしっかり確保できず一時販売ページへの接続が機能しない状態となったこと。
・紹介したアイテム数が多かったこと。
・視聴者のコメントや質問に対応しきれなかったこと。
などが今後の課題となりました。
自社開発したライブコマース配信システム
ビームスがライブコマースを開始した当初は他社の配信プラットフォームを利用していました。
他社の配信プラットフォームの不便な点は自社のオンライン販売サイトとリンクしていないため、ライブ配信中の購入手続きに手間が生じる事です。
視聴者視点で考えればライブを見ながら商品を購入することができるのがベストです。
そのため2021年4月からは、自社開発したITシステムでのライブコマースに切り替えを行いました。
自社システムに移行したことにより、ライブ配信の視聴から商品の購入、決済までの手続きがワンストップで可能になり、ライブ配信中の購入手続きの手間がなくなりました。
これは顧客満足度向上、売上拡大に大きく繋がっています。
以上、ビームスのライブコマースについてご紹介いたしました。
アパレル関係にお勤めの方はビームスのライブコマースを参考にして、導入をご検討されてはいかがでしょうか?
ぜひ、「ライブコマースのアパレル事例」も合わせてご覧ください。