ECモール型のライブコマース

昨今、オンラインショッピングで買い物をする方が増えてきていますね。

今回はライブコマースのECモール型アプリについてお伝えします!!

ライブコマースとは?

ライブコマースとは元々中国で始まったオンライン販売の手法です。

タレントやインフルエンサーなどの配信者がライブ形式で視聴者に商品を紹介しながら販売するものです。

配信者の存在が商品の売れ行きを左右すると言っても過言ではありません。

通常のオンライン販売では写真や商品説明文が中心ですが、ライブコマースは動画を活用することで多くの情報を伝えられることが最大のメリットです。

実演販売動画では使用感を分かりやすく伝えられると同時に、視聴者はチャット画面を通じて配信者とリアルタイムでコミュニケーションが取れるため、商品に対する不明点をその場で解消することもできます。

こうした点が、消費者から評価され、中国のライブコマース市場は拡大の一途を辿っています。

関連コラム:中国のライブコマースインフルエンサーは超セレブ

日本のライブコマース市場

ライブコマースのECモール型のアプリとは?ECモール型に参入したauPayマーケットを紹介

日本国内の市場はというと、ライブコマースの認知度に関する市場調査では、「内容も含めてよく知っている」と「聞いたことがあるが内容までは知らない」と回答した人を合わせて29.7%と現状大きく普及しているわけではないことが分かります。

しかしながらライブコマースと関連性が高いB2Cオンライン市場を見てみると、2020年の市場規模は伸長率21.71%の12兆2333億円です。

さらに直近8年間をみても高い成長率で推移していることがわかります。

日本市場におけるライブコマース事業も大きな成長を遂げる可能性を秘めていると言えるでしょう。

出典:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf

今ライブコマースが注目されている理由は? 

①芸能人のライブ配信率が増加

コロナ禍でタレント。著名人のライブ配信が盛んになっています。ライブコマースは場所を選ばず携帯1台だけでスタートできますし、YouTube、Instagram、Twitterなどでも気軽に配信する事が可能です。

今までは若い世代を中心に盛り上がりを見せていましたが、お家時間が増えたテレビ世代にもライブコマースが人気を得ています。

②5Gサービスが普及

2020年3月から始まった5G。その特長は「超高速・低遅延、多数同時接続」です。

この通信システムの普及により、これまで以上にインターネット利用者が増え、より早いサービスが求められる時代になりました。

5Gを活用する事により、ライブコマースの可能性はさらに拡大していくと言われています。

ECモール型のライブコマースサービス

ライブコマースサービスには様々な種類がありますが、目的に応じて使い分けることができます。

今回はECモール型について紹介していきます。

ECモール(複数のショップが出店して1つのショップになっている​​楽天市場やAmazonのようなインターネット上の百貨店のようなもの)のライブ配信機能を使って出店する方法です。

モールに出店するには出店料が必要ですが知名度のあるモールに出店することで集客力を活かしたライブコマースが可能となります。

ECモール型のメリット

①集客力がある

モール自体の利用者が多いため集客力は抜群です。

視聴者はショッピングモールに行ってウインドウショッピングしているかのように気になる店舗のサイトを閲覧し自然と商品購入へ移動することができます。

②信頼度が高い

多くの顧客を抱えるAmazonやYahooショッピングなどはセキュリティー面もしっかりしており、個人情報を提供しても大丈夫であろうという信頼度が高いです。

③モールのサポートがあるので初心者でも安心

モールがネットショップの運営を支援してくれるので独自ドメインを取得したり、デザインを考えたりする手間がありません。

また基本的なデータ解析機能が付帯されているので初めての方にも始めやすい仕組みになっています。

ECモール型のデメリット

①出店料や手数料が発生する

まず出店するだけでも出店料がかかります。モールの規模が大きければ大きいほど売り上げに応じた手数料は高額になる傾向があることも注意しておかなければならないポイントです。

②ショップのブランディングが難しい

モール出店すると表に店舗名が出にくいのがデメリットとなります。

「Amazonで買った」「楽天市場で買った」というイメージが強くショップの認知度を上げるための工夫が必要になります。

ECモール型に参入したauPayマーケットとは?

KDDIがECに本格参入し誕生したのがauPayマーケットです。

auPayマーケットは元々は「auショッピングモール」と、「DeNAショッピングモール」が統合して生まれた総合ショッピングモールau Wowma!でした。

当時は、auコマース&ライフ株式会社と、KDDI株式会社が共同で運営しており、2020年5月に「auPayマーケット」へと変更しました。

2019年12月にはローソンと資本業務提携しauPayマーケットでの独自ポイントを「Ponta」に統合しました。

これにより国内最大級の1億超えの会員基盤が生まれることとなりました。

auPayマーケットに出店するメリット

①KDDIグループの集客力

 auユーザーは約2,500万人、業務提携している各企業の顧客も含めると膨大な数の集客が見込めます。

②支払い方法の選択肢が多い

毎月のauの通信料など携帯代金と一緒に支払うことができる「auかんたん決済」が選択できる他、​​クレジットカード払い・銀行振込・代金引換や、NP後払い、コンビニ決済も選択できます。

③ポイントを活用したキャンペーンなどができる

auPayマーケットで買い物をするとポイントがもらえます。

携帯料金や光熱費支払いでもポイントが加算されるので、ポイントが貯まったから何か買おうと思う人も少なくありません。

店舗の売上を伸ばしたいタイミングで、期間限定のポイント増倍キャンペーンに参加も出来るので、ポイントを活用したマーケティングの幅も広げることができます。

auPayマーケットに出店するデメリット

①フリーメールアドレスを使うことができない

フリーメールアドレス、キャリアメールの使用ができないので独自にドメインを取得する必要があります。

②CSV機能の利用はオプションとなり別料金がかかる

商品情報を登録・変更・削除するのに便利なCSV機能はオプション料金​​月額10,000円が別途必要です。

auPayマーケットの出店プラン

「シンプル出店プラン」と「コミコミ出店プラン」の2つでどちらも月額4,800円の出店料がかかります。

また、どちらのプランも出品数は50,000点までと制限があります。

自社で決済サービスが用意できる場合には「シンプル出店プラン」がおすすめです。

「コミコミ出店プラン」は株式会社ペイジェントが取り扱う決済サービスを利用するプランですのでシンプル出店プランに比べると成約手数料、決済手数料に差があります。

自社の状況に合わせてご検討いただくことをおすすめ致します。

出典:https://wowma.jp/?spe_id=c_hd01

auPayマーケットはECモール型の中では比較的新しいモールなのでまだ出店数はそれほど多くありませんが今後の成長が期待できるライブコマースサービスです。

自社の商品と相性の良いライブコマースサービスを見極め今後のマーケティングに活用していただければ幸いです。

 ぜひ、「ライブコマースのSNS型のアプリとは?」も合わせてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。