ギフティングサービスとは?
ギフティングサービスという言葉を聞いたことがありますか?
アイドルのライブ配信やYouTube動画などでは一般的になりつつある、いわゆる「投げ銭」と言われている機能です。
視聴者はバーチャルコインを使ってギフト(ポイント)を購入し、オンラインライブ配信者や応援したい人に対してギフトをおくる仕組みをギフティングと言います。
代表例としてYouTubeのライブ配信にもギフティングがあり、スーパーチャット(スパチャ)と呼ばれるコメントとしてギフティングができます。ほかにもギフティングができるライブ配信アプリとして、「SHOWROOM」「17Live」などが挙げられます。
昨今はアイドル動画やエンタメのギフティングのみならずスポーツ業界でのギフティングも普及してきています!
今回はスポーツのギフティングについてお伝えしていきます。
新型コロナウイルスの影響でスポーツ業界のあり方も変化しています。
試合が中止になり、ファンクラブへの入会者数、チケット購入数が激減、イベントも開催が難しい状況でファンとの交流の機会もコロナ前に比べると大分少なくなってしまいました。
そこでスポーツ業界も以前のようにお客さんを集める手段としてギフティングを取り入れています。
スポーツ特化型ギフティングサービス
現在ではスポーツギフティングに特化したサービスを提供している会社があります。
会社名はエンゲート株式会社
「才能もやる気もあって、だけど資金が足りないチームや個人を、個人が応援する」というビジョンをもとに2018年に設立されました。
この会社が行うEngate(エンゲート)というサービスの特徴は3つあります。
①いつでも簡単に選手を応援することができる
②たくさんギフティングすると特別なグッズをもらえたり、選手との交流会やイベントに参加することができる
③コメントを送るとチーム・選手に通知が届き、憧れの選手との交流ができる
現在エンゲートに登録しているチームは、アマチュアからプロまで83チーム(例:球界では阪神タイガース、福岡ソフトバンクホークス、Jリーグは13チーム、Bリーグは21チーム、バレーボール男女、体操日本代表、大学のスポーツ部など)、2,000名以上の選手が利用しています。
ギフティングはプロ野球ではあまり浸透していませんでしたが2020年6月に阪神タイガースが初めてエンゲートと提携し「スカパー!を見ながらエンゲートで阪神タイガースを応援しよう!」と題したトークイベントを実施しました。
タイガースの勝利が決まるとファンの熱量が可視化できるかのように画面上には祝福のコメントやギフティングが大盛り上がり、ファンはそれぞれの場所から試合観戦を楽しむことができたようです。
ファンから贈られたギフトがどのように活用されているか気になるところですが、その時のギフトは選手へ還元されただけではなく、ジュニア選手の育成、社会貢献活動にも活用されたということです。
その他にも、仙台をホームタウンとするJリーグサッカーチーム「ベガルタ仙台」では、オンライン上での「ファン×選手」の交流を目的としたイベントで、1時間で100万円相当以上のギフティングを達成したそうです。
ファンとの交流の場ができ、収益にも繋がるという点でチーム運営側も助かっているとのことでした。
ギフティングの参加方法は?
エンゲートのギフティング参加方法はとてもシンプルです。
①エンゲートアプリをインストールして好きなチーム、選手をフォローする
②ギフトを選ぶ(セゾンポイントやTポイントからもポイント交換可能)
③ギフトを贈る
スポーツギフティングを行った人の気持ちは?
・大事な場面でヒットを打ってくれたので、感謝の気持ちを伝えたい。
・現地観戦に行けない日にはギフティングして応援したい。
・アスリートがオリンピックに出場するまでに相当のお金がかかるので少しでも支援したい
・試合に行ってグッズを買っても好きな選手に顔を覚えてもらえないが、ギフティングを利用すれば直接コミュニケーションがとれる。
・優勝に導いてくれた選手への称賛の意味を込めて贈りたい。
・コロナ禍でチームの経営圧迫のニュースを見て、微力ながらも力になりたいと思って行った。
など…
\ギフトには換金化することはできない様々な気持ちや想いも込められていました/
出典:https://engate.jp/
コロナ禍でスポーツ観戦やイベント参加が難しい今、オンライン上での応援ギフティングもファンと選手が繋がることができる一つの形となりつつあります。
本記事をお読みいただきスポーツギフティングに興味を持っていただければ嬉しいです。
ぜひ、「ギフティングとは?新しいインフルエンサーマーケティングをご紹介」も合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。