目次
ライブコマースを知っていますか?
ライブコマースとは何かご存知でしょうか。
今、日本で人気が拡大しているライブコマースの市場規模や認知度、国内の代表サービスについての情報をお届け致します。
ライブコマースとは何かご存知でしょうか。
今、日本で人気が拡大しているライブコマースの市場規模や認知度、国内の代表サービスについての情報をお届け致します。
ライブコマースとは?
ライブコマースは、ライブ配信とオンライン販売を組み合わせた販売手法です。
視聴者はライブを見ながら商品をすぐに購入する事ができ、配信者は商品を紹介しながら同時に販売を行えるのが特徴です。実店舗とオンライン販売の両方のメリットを兼ね備えています。
情報の一方通行であった従来型TVショッピングと大きく違う点として、視聴者はライブを見ながら、気になったことをリアルタイムに質問やコメントする事ができます。
つまり、コミュニケーションを通じて商品を深く理解することはもちろん、配信者と視聴者の一体感を通じてショッピングを楽しむことができるようになっています。
ライブという特別感や、双方向のコミュニケーションが楽しめる点が魅力です。
配信者は、文面や画像だけでは伝わりにくい商品の良さを直接的に視聴者にアピールする事ができますし、視聴者は商品の疑問などをその場で質問する事ができるので商品購入前の不安を即時に解消する事ができます。
日本での市場規模と認知度
日本では2017年ごろからライブコマースが行われていましたが、ライブコマースが大きく普及することとなった最大のきっかけは2020年の新型コロナウィルス感染症拡大による緊急事態宣言でした。
コロナの影響でオフラインがオンラインとなったものは、買い物、飲み会、通勤・通学、会議・商談、病院、コンサート、クラブ活動・習い事などが新しい生活様式として浸透しつつあります。
日本国内のライブコマース市場は2024年までおよそ10兆円の市場規模になると予測する専門家もおり、すでにアパレル業界や化粧品業界で本格的にライブコマース配信が行われています。
しかし、日本国内の市場はというと、ライブコマースの認知度に関する市場調査では、「内容も含めてよく知っている」と「聞いたことがあるが内容までは知らない」と回答した人を合わせて29.7%と現状大きく普及しているわけではないことが分かります。
しかしながらライブコマースと関連性が高いB2Cオンライン市場を見てみると、2020年の市場規模は伸長率21.71%の12兆2,333億円です。
さらに直近8年間をみても高い成長率で推移していることがわかります。
現在はまだ認知度が低いライブコマースですが、直近の伸長率を参考にしますと、日本市場において今後大きな成長を遂げる可能性を秘めていると言えるでしょう。
出典:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf
ライブコマース導入のメリット
それではライブコマース導入のメリットとは何でしょうか?
まずはオンラインに慣れている若者層の新規顧客の開拓が可能となることです。
若年層の情報元はSNSが多く、あらゆる情報が一瞬で拡散されています。
そういった世代に響く商品があればお客様が宣伝活動の担い手となってくれる可能性もあります。
その他には、双方向による会話が可能なので実店舗に引けをとらぬ接客が可能となります。
商品詳細についても写真や文字だけでなく動画として伝えられるのでリアルな情報がすぐに視聴者にお届けできるメリットがあります。
国内の代表サービスについて
ここからはライブコマース導入に欠かせないアプリやサービスについてご紹介致します。
①YouTube
知名度No.1世界最大級の動画配信プラットフォームです。
2019年から動画の下部に商品を直接表示する広告フォーマットが新登場し、ライブコマースへの需要に対応し始めました。
関連コラム:Youtubeでライブコマースできるって知っていますか?
出典:https://www.youtube.com/
②Instagram
Instagramは、幅広い年齢層に人気のSNSです。
ライブコマースとベストマッチといえる写真・動画共有のプラットフォームです。アパレルブランドなど、多くの企業が利用していて、インフルエンサーも活発に配信しています。
ストーリーズにも、商品タグを掲載できるので、動画でも商品情報を伝えることが可能になりました。
出典:https://www.instagram.com/
③SHOPROOM
動画ストリーミングサービスを提供する株式会社SHOWROOMが運営するサイトで若者からの認知度が高く、アイドルやアーティストがよく利用しているサービスです。
出典:https://www.showroom-live.com/
④Facebook
2020年からの新しいサービスとして、Facebook上でかんたんにオンラインショップを開設できる「Facebook Shops」開始されました。
ライブコマースにも対応できる機能がついています。
出典:https://ja-jp.facebook.com/
⑤ライブゲート
独自のライブコマースアプリを作成することが可能で、購買への導線が確立されておりスムーズに商品購入ができます。
視聴者は商品購入中もライブから離脱せずに買い物することができます。
出典:https://l-gate.live/
以上、「ライブコマースを知っていますか?市場規模や認知度、国内の代表サービスとは」についてご紹介いたしました。
新しい販売手法であるライブコマースを導入して新たな顧客開拓、双方向のオンライン販売に挑戦してみてはいかがでしょうか?
ぜひ、「ライブコマースを始める意味と始め方について」も合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!